相澤消太〈秘密事3〉 ページ23
「はっ、お前には触られなければ何ともねぇ！！」
中距離を保って爆撃を仕掛けてくる勝己。
やっぱ幼馴染なだけあって、弱点は完全に知られている。
私だって弱点知ってるけど、あいつ才能マンだから…………ね？(察して)
なんとか逃げつつ、隙を狙う。
相澤先生呆れてないかなぁ…とか考えていたら、……こつん、と足元の石ころに躓いて。
『「あ』」
「苗字！！」
よろけた私の目の前で、強烈な爆破。
そのまま私の意識はシャットダウンした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『…んん？』
「おや、目が覚めたかい」
見慣れない天井。
リカバリーガールの声を聞いて、すぐにここが保健室のベッドの上だと気づいた。
「全く、気をつけるんだよ。目の前での爆破の衝撃で気絶したんだ。怪我はないね」
『……すみません』
私がベットから降りようとすると、リカバリーガールが言った。
「そうだ。もう放課後だけど、イレイザーが講評があるから教室で待ってるって言ってたよ」
イレイザー、その名前に心臓が高鳴る。
『ありがとうございました！』
私はすぐに保健室を出て、走り出した。
思わず全速力で走った所為で、息が上がる。
呼吸を整え教室に入ると、相澤先生が座ったまま眠っていた。
……今回は、起こさなくちゃね。
『相澤先生ーーー』
「…ん？ああ、苗字か」
ふぁ、と伸びをして私に向き直る。
直視され、また目を少し逸らしてしまった。
「…講評だが、とりあえずお前は負けだ。お前の個性は、距離を取られたら近づかなきゃ意味がない。よく考えろ」
『……はい』
あーあ…いいとこ、見せたかったのになぁ。
すると、先生がまた口を開いた。
「……苗字は、俺の事が嫌いか？」
『……え？』
思わず、先生の方に目をやる。
「最近よく目を逸らされるからな」
『いっいえ！！嫌いなわけでは…！』
バレてる。
…そりゃそうか。
意識しすぎてしまっていた事に気付いて、恥ずかしくなる。
『私は、先生の事、……………』
………次の言葉を、告げていいのかわからなくなった。
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奈楽(プロフ) - 世奈さん» ありがとうありがとう！！！わーーーい泣ける。 (2017年12月14日 22時) (
レス) id: d55d8b4d4d (このIDを非表示/違反報告)
世奈 - 順位おめでとう！ (2017年12月14日 22時) (レス) id: d2c996bed1 (このIDを非表示/違反報告)
奈楽(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» 全然見ていませんでした…………。ありがとうございます！！とても助かりました！ (2017年12月1日 21時) (レス) id: d55d8b4d4d (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月1日 20時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈楽 | 作成日時：2017年11月25日 15時
