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シゲside
収録後
｢なあ小山、大学受験って大変だった？｣
小｢どうしたのシゲちゃん。そりゃあ大変だったよ。
でも高校受験失敗してたから、すごいやる気だったののは覚えてる。懐かしいなあ。｣
増｢シゲ、また大学入り直すの？おれ、受験とかよくわかんないけど｣
｢違う違う！知り合いの子どもが受験らしくてさ。実際どんな感じだったんだろうって｣
小｢シゲちゃんはずーっとエリートだったもんね｣
｢まあ、大学受験は経験してないからさ。｣
勉強も手伝うとは言ったものの、受験勉強してないから覚えてるか不安だった。
分からなかったら小山に聞けばいいや。
小｢そういえばまっすー、この後またデザイナーさんと打ち合わせするんだっけ。｣
増｢うん。バラエティので芸人さんコーディネートするらしいからその打ち合わせ。
初めて行くお店があるんだ。｣
デザイナーさん。たしかAちゃんのお母さんファッション関係って言ってたよね。
Aちゃんはよく知らないって言ってたけど、何してる人なんだろう。
もしそこそこ有名なデザイナーさんとかだったら調べ...ダメだ、｢佐藤｣って苗字のデザイナーさん沢山いるか。
小｢いいね、気をつけてね。｣
増｢うん。じゃあね。｣
お母さんもそうなら、ファッション系の仕事も視野に入れてみるか。
気づくとまっすーが楽屋を出ていった。
俺も家に帰るため服を着替え始める。帰ったら雑誌に掲載する連載の原稿を書く。
終わったらDTM少しできるかな？
｢ねえシゲちゃん｣
｢ん？｣
｢最近何かあったの？｣
｢なんで？｣
｢最近すごい嬉しそうって言うか、楽しそうだから｣
｢特にいつもシゲが行ってる本屋さんに行く日とか、すごい楽しそう。｣
驚いた
確かにAちゃんのことを考えるようになってからもっと前向きに人と関わるようになったが、
ここまで悟られてしまうとは思っておらず、さすがに戸惑う。さすが20年も一緒にいればこうなるものか。
別に小山に隠すこともないけど、本当になんとなくAちゃんのことは言わなかった。
｢んー、なんでだろ。明後日に本が出るからかな？｣
｢あーそっか！いつもと全然違うんだっけテーマが｣
｢うん。高校生の話。多分楽しく読めると思うよ。｣
｢そりゃ早く買わなきゃね。｣
｢シゲちゃん。｣
｢ん？｣
｢毎日色んなことして楽しそうだけど、無理はしないでね｣
｢おう。……ありがとう｣
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紫翠(プロフ) - 八百万さん» 八百万さん、コメントありがとうございますとても嬉しいです！！現在この作品の第2編(まっすー編)も連載中ですのでそちらもぜひお楽しみください！ (2021年6月22日 21時) (
レス) id: ea39d4d25c (このIDを非表示/違反報告)
八百万(プロフ) - 最初から一気読みしました！とても面白くて気づいたら読み終わってました！こんな面白い小説を読めてよかったです！ありがとうございます！ (2021年6月22日 16時) (レス) id: 6b4fee2f31 (このIDを非表示/違反報告)
紫翠(プロフ) - momoさん» momoさん最後まで読んでくれてありがとうございました！こうやってコメント頂けて本当に嬉しいです(泣) 今後とも紫翠をよろしくお願いします！！ (2021年4月20日 0時) (レス) id: ea39d4d25c (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 完結おめでとうございます！思いでの本屋さんは、更新されたら絶対に一番最初に読む！くらいな勢いで好きでした！(今もめっちゃ大好きです！)完結しましたが、また読み返します！ (2021年4月19日 18時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
紫翠(プロフ) - momoさん» STORYも最高でしたね(涙) (2021年4月3日 19時) (レス) id: ea39d4d25c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫翠 | 作成日時：2021年3月15日 0時
