月魔の館へようこそ[2] (ページ36)

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能力者80人目(クムカナ) ページ36

sideクムカナ

どうやら、まほちゃんの能力とアリスちゃんの暴走が終わったらしい。シナさんのおかげで。

能力の暴走……
私にもあるのだろうか。。。
そんな事が起きても私は私のままだ。

気分転換にお菓子でも買ってこようかな。
ついでに私の実家でもしよう。

玄関にて
私が出ようとしたその時。

まほ「どこ行くの？クムカナちゃん」

車椅子のまほちゃんが居た。
また暴走は当分、、ないのか？

『私の実家とお菓子買いに行ってくるよ、まほちゃんは何のお菓子いい？私の実家はそんな
遠くないから。』

優しい声でかけた。
甘い物は好きだし代わりに買っていこう。

まほ「えっとーね、バームクーヘンとクッキー買ってきて…クムカナちゃんの親ってどんな人？」

『分かった。そうだね、強いて言うなら、変わった親だったよ。あとあんまり無理をしないで。行ってきまーす。』

私はその言葉を残し、月魔の館から出た。
優しい親って言えば悲しむだろう。
風が気持ちいい。

なんだろう家に引きこもって居た感←

私の親はちょっと変わっていたかな
母は仕事で、父は家事まるで逆な家族だった。
そんな能力の事を話していたけど、最初は信じてもらえなかったけど、終わった後そっか。と優しくしてくれた。
とりあえず、私の実家に。

私の実家にて、

懐かしいな。あの日以来。

とりあえず入ってみるか。

中はざっくりとした、二階建ての家だ。庭には父がミニトマトを収穫してた所がある。でも今は枯れたまんまだ。

自分の部屋見てみるか。
私の部屋はベットや勉強の机、タンス、本棚ばっかりだった。
相変わらず、本棚の上にはトロフィーばっかだな。そのせいで虐められたっけ？、、、子供みたいな遊びで付き合う暇も無かったし、殴り返したな←

さてと、お菓子買いに行きますか。

『また、会いに行くから。お母さん、お父さん。』

ただ疑問なのは何で、お母さんが月魔の館の事を知っているのか。謎のままだ。

その後、スーパーでまほちゃんが頼まれたお菓子を買い、みんなのジュースを買って月魔の館に帰った。

『ただいまー、お菓子買ってきたよ、』

私は優しくただいまっと言った。
もう絶望をする皆の顔なんて見たくない。

【待ってくれ!俺を____‼】

あれ、急に頭が痛くなったな……

気のせいかな……さっきまでこんな事無かったのに……

まぁいいや、休めば良いもんだし()