本当の顔 2nd (ページ44)

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姉の存在ページ44

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Aが買ってきてくれたハンバーガー食べながら、写真の話を聞いてたけど…

2つ上の姉で、モデルの仕事してるんだとか
姉妹揃ってすげぇな

写真はAが高校卒業の時に撮ったらしいけど、どう見ても兄貴にしか見えねぇんだよな…

「姉貴とは、連絡取ったりしてんの？」

『まぁまぁかなー。ライブやるよ！って連絡すると、必ず来てくれる！！』

「なるほどねぇ……って、待って」

『ん？』

ライブに姉貴来てんの？

って事は、同じ空間に俺がいたって事？！

『お姉ちゃん、竜くんの事カッコ良いねって言ってくれたんだ！』

「は？！おっ俺、Aの姉貴に一度も会ってねぇけど？！写真とか送った？？！」

『写真はたまに送ってるけど…ライブ会場で竜くん見かけたって言ってた！』

「マジかー……」

『話しかけた方が良かった？』

「やっそれは俺が焦るから、やめてほしいわ…！」

目の前で面白そうに笑うAが可愛いんだけど、まさかライブ会場でAの姉貴に見られてたとは…

初見であんなイケメンに声かけられたら、めちゃくちゃ緊張するわ…！
誰？！ってなるし、Aの姉貴だって分かった後も多分顔見られねぇ気がする……

でも、挨拶だけはしときてぇなー

向こうは知ってて、俺が知らねぇ…は、なんか違うし

「近いうちじゃなくてもいいけど、姉貴に会っても良い？」

『うん！会って話してほしいな！』

「サンキューな！」

『いーえ！なんなら、今呼ぼうか？』

「いやっ！いっ今は緊張して上手く喋れねぇと思うから、今度で…！」

『意外と竜くん、緊張しやすいんだね』

「ンな事ねぇけど…あんな綺麗な姉貴と対面して話すって考えると、流石に緊張すんだろ…」

『恐ろしい人じゃないし話しやすいと思うから、そんなに緊張しなくて良いよ！』

あぁああぁああ、Aのフォローがあったけぇ…！

まぁ、Aがこんな感じで話しやすいから、多分大丈夫かな。
いや…でも、気抜いたらやられそう…

『難しい顔して、どうしたの…？』

「なっなんでもねぇ…飯食ったし、俺んち行って寝るか？流石に荷物に囲まれて寝るのも、落ち着かねぇだろうし」

『んー…じゃあ、そうする！今準備するね！』

頑張れ俺、負けるな俺！！

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いつも読んでくださり、ありがとうございます♪
2023年も【本当の顔 2nd】を宜しくお願いします！

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