本当の顔 2nd (ページ13)

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独占欲ページ13

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賑やかな朝食が終わり、3人でソファに座って寛いでる。

こんな朝も悪くねぇな…
彼女が隣にいるだけで、こんなに幸せな気持ちになると思わなかった。

寄ってくる女はいたけど、みんな同じような顔の奴ばっかりで、全然好きにならなかった。
だから、今こうしてAが横にいると、すげぇ落ち着かねぇというか…独占してぇというか……

『あっ竜くんごめん…』

「あ、なに？」

『ちょっと電話来たから出てくる！！』

幸せに浸ってる最中に急に“ごめん”なんて言われたから、一瞬焦ったじゃねぇか…

Aはリビングを出て、電話で話しているようで…
会話の内容はよく分からねぇけど、何やら約束？の話をしているらしい。

これが男だったら、ぜってぇ許さねぇ!!!!!!!

『急にごめんね…！』

「いや…電話大丈夫だったか？」

『大丈夫っちゃ大丈夫なんだけど、午後からちょっと人と会う事になっちゃって…』

「それ男？」

完全に独占欲が出て、相手を尋ねてしまった。

束縛？んなモン、知らねぇよ
俺だけのAなんだから、誰にも譲らねぇし

心の中で電話の相手に対して警戒すれば、クスッとAが笑った。

『何がおもしれぇんだよ…？』

『ごめんね、竜くん可愛いなって思ってさ』

「可愛いなんて言われても、嬉しくねぇ。で、相手は男なのかよ？」

『違うよ、女の子！』

「へ…じょ、女子？」

電話の相手が女だと知った瞬間、変な声出ちまったじゃねぇかよ……

てか、めちゃくちゃ恥ずかしいじゃねぇかよ…！
うわぁああ、今の俺…ぜってぇ顔見られたくねぇんだけど…

蘭「竜胆の早とちり〜」

竜「っるせ！！」

『でも、それだけ私の事が好きなんだなぁって思うと、嬉しいよ！！』

竜「…そーかよ////」

蘭「ところで、Aちゃんは待ち合わせ何時なの？」

『んと、14時に渋谷！』

蘭「なるほどね。泊まりの話してたから、着替えあるなら風呂入ってきなよ」

『え、いや悪いよ…！』

竜「泊まる話して着替え持ってきてんだから、素直に甘えとけー」

『うぅ…じゃっじゃあ、お借りします…！』

竜「あと、バイクで送ってやるから」

『あっありがとう///』

照れながら、リビングを出てったA…ちょー可愛いんだけど。
バイク2ケツとか…初めてだろうな。

てか、バイクの後ろに女乗せるとか…

Aが初めてなんだけど

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