先生 (黄) ページ4
「せんせ?」
「ん?」
「付き合って」
「なんでやねん笑」
これがいつものやりとり
中間先生は私の隣のクラスの担任で英語を高校1年生から2年生までずっと教えてくれている
生徒に平等に接してくれて、優しくて、堅そうに見えるけど少し抜けてたり、笑顔が素敵なところとかにいつしか恋をしていた
最初は隠そうとしていたけれど最近はもうオープンでHRが終わって誰もいなくなった教室で先生と2人きりでおしゃべりをよくしてる
「もう2年間も好きなんだよ〜?」
「そうやで?Aもそろそろ高校生なんやし彼氏とか作りや」
「え!!先生私に彼氏できてもええの!?」
「なんの驚きやねん、普通作るやろ」
「でも別にいらんもん、私には中間先生おるし」
「あのな〜いつ俺はお前のものになったん笑」
「逆にいつ私のものになってくれるんですか?」
「なるわけないやろ笑 先生と生徒やぞ」
「またそれだ〜先生いつもそればっかり」
「当たり前やろ、生徒と恋愛してるってなったら、先生クビになるわ」
「そしたら私先生を独り占めできる?」
「どうしてそうなんねん」
流石にちょっと否定され続けると悲しくなる
「もーどうしたらええの、?」
「急に落ち込むなや笑」
「先生が私のこと好きじゃないからやろ!」
「誰も好きじゃないなんてゆうてへんやん」
「え、じゃあ好きなん!?」
「どうやろなぁ?笑」
「なぁ!!好きなんやろ!!」
なんて簡単にテンション上がっちゃうから私はちょろいのかもしれない
「まぁ次のテストでAが80以上取ってくれたらすきになるかもな〜」
「絶対とる!!頑張る!!」
今日は初めて中間先生が好きって言ってくれた(言ってない)記念日
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作者名:ばななのかわ | 作成日時:2018年8月13日 22時