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20時ぴったり、定時であがりすぐに帰宅する。
少し乱れてた部屋の中を片付けて、
シャワーを浴びて彼を待つ。
彼の好きなつまみ、呑むかもわからないワインを用意して
今か今かと、じっと時計を見つめる。
たった2ヶ月。されど2ヶ月。
- ピンポーン -
どっかに飛んでいっちゃいそうな気持ちを押し込めて
チャイムと同時にドアを開けた。
『やっほ、』
なんていつもとは変わらない彼。
「どーぞ。」
何事もなかったかのように彼を招き入れる。
部屋に入るなりすぐ彼の定位置であるソファーに座り
『つっかれたあ〜！』
なんていつものようにくつろぎだす。
そんなありふれた光景が、いつもに増して
輝いて見えた。
「なんか呑む？」
『んーまだいいや。』
そんな会話を交わすとポンポン、と彼の隣に呼ばれ
素直にその場に座る。
『えっ、とさ、…あのー…』
何か都合の悪いことでもあったんだろうか
色んな考えが一瞬で頭の中に浮かぶ
「なに、どうしたの」
『健太と、なんかあったの、？』
真っ直ぐな目で見つめられると思わず逸らせなくなる
「い、や、…なんも、ご飯食べたくらい、」
『そっ、か…』
歯切れの悪い彼。
「どうかしたの？」
『んー、…なんか、…
健太が、Aちゃんのこと可愛い可愛いって、…
もっと早く知り合いたかった、とか、言ってたから…』
そんな言葉に思わず期待してしまうけど、
彼には、大事な彼女がいる_______________
「へえ、…？
なんもないんだけどね、笑」
思わず苦笑い。
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emu(プロフ) - このお話読んでいると胸がきゅーっと締め付けられて苦しくて、お話にすごく惹き込まれました。続きが気になって仕方ありませんが、陸さんが何を言いたかったのか気になりますが、書かないところに主さんの美学を感じます。素敵な作品に出会えて良かったです。 (2023年3月25日 3時) (
レス) id: 9e68142d2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺよたん。 | 作成日時：2021年9月15日 9時
