12 ページ13
.
《 You side 》
朝起きて自分の酒臭さに驚く。
隣を見ると口を開けて寝ているりっくん。
こんなアホ面してるのに、どんな顔してても愛おしくて、かっこよくて…なんて思う私は重症なのかもしれない。
そういえば昨日どうやって帰ってきたっけ……
全く思い出せない。
慎と壱馬くんと喋ってて……あのMVなによって周りにいたみんなに愚痴って…え、愚痴って…？
だんだん思い出してくる昨日の記憶の中では、みんなの前でちゅーしたようなしてないような…
あああああ！思い出したくない…無理、恥ずかしくて死ぬ…なんて悶えて、横で寝てるりっくんのこと忘れてその場でジタバタ。
『…………A？？…起きたの…？』
あっ、やばいりっくん起こしちゃった？？
「…あ、ごめん、起こした？」
『ん…もうそろそろ起きようと思ってたから…大丈夫…』
そう言うけど未だに私にぎゅっと力を込めて抱きついてる彼。
可愛いなあ…じゃなくて！
「りっくん、今日仕事は？」
『ん〜ない〜………』
「そっか。」
実は私もない。ならもう1回寝れるかななんて脱力する。
みんなに猫とかツンデレとか言われるけど、別にツンデレでも何でもないし…ただ恥ずかしい、というか素直になれないというか…
あ、これがツンデレなのかな？(笑)
朝から自問自答。
『A〜、、もっかい寝よ……』
なんて甘えん坊なりっくん。
りっくんみてたらなんでもよくなってきた。
「ん、そうだね。おやすみ。」
頭を2回くらい撫でてあげ、そのまま私も眠りにつく。
この幸せな時間がずっと続きますように。
そう願って _____________
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 918人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぺよたん。 | 作成日時：2019年7月3日 19時
