◎陣くんと、 ページ10
.
仕事から帰る前会社に届いた一本の電話、
『Aごめん!!!今日ウィーケンで使う資料家に忘れちゃった!申し訳ないんだけどスタジオまで届けてほしい!!』
なんて半泣きで電話をかけてきたうちの旦那様。
私が何も言う前に電話切ったのはわざとですか?無意識ですか?
なんて思いながらも家に帰ってすぐ車に乗って幕張のスタジオへ向かう。
たまには一人でドライブがてら乗るのも気持ちいいな、なんて思う私。
幕張のスタジオについて入ろうと思ったけど、
あ、そういえば許可証も何も持ってないや、と気づく。
LDHのならあるけどここ関係ないしなあ〜なんて思ってると陳さん、、、あ、陣さんが外へ出てキョロキョロしてる。
「陳さーん?」
陣『ああ!おった!!!陳さんやめんかい(笑)』
「陳さん待っててくれたの?」
陣『陣な??おん、せやでー』
「あのあほわんこは?」
陣『陸はスタッフさんと喋ってたわ〜
せやから俺迎えに来てん。』
「ほぇ〜〜〜じゃ、帰ろかな」
今日華金だしさっさと帰ってビール飲みたいし。
陣『え!ラジオ出てきーや!』
「は?」
いや、ラジオ出るのはやばいでしょ(笑)
「陳さん、あたし一般人なの。おわかり?」
陣『でも結構、陸がインスタとかに写真あげとるから顔みたい〜とか多いで?ほらほら、いくでー!』
はあ、、、厄介なことになってしまった、
− スタジオ −
陣『ただいま〜』
『あっ!A!!ほんっとにありがとお〜』
なんて周りにたくさんスタッフさんもいるのに抱きついてくるわんこ。
「ちょ、りっくん、…みんないるから、…」
陣『陸ー、今日Aちゃんラジオでてくれるってー』
は?え?何を言うこの馬は ( )
「いや、そんなこと言ってないですやん、」
『えぇ!!まじ!!!めっちゃ頑張れるー!』
陣『あ、スタッフには許可済みなんで(笑)』
こういうときですら仕事が早い馬め。
「ほんっっっとにいや。」
スタッフ『陣さん、陸さん、インスタライブ始めまーす』
『『はーい。』』
その間にこっそりスタジオを抜け出す。
廊下でインスタライブを見てると
陣『今日はねー、急遽スペシャルなゲストが来てますね!』
『そうですねー、たぶん最初で最後ですね、
僕のお嫁さんが、はい、(笑)(笑)』
陣『嫌だ嫌だ、ゆーてスタジオでてったんでびっくりしてるんとちゃう??(笑)』
……キレそう。
.
1128人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺよたん。 | 作成日時:2019年7月24日 18時