100% Love you! Ⅴ（短編） (ページ15)

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▼プリンシパルページ15

『はぁ...』

かっこいい、映画を観たからそう思ってるだけ

頭ではわかってる、でももやもやがとまらん

やから整理したくてお風呂来たけど冷たくしてもうたかなぁ...

ちょっと後悔

俺の方が年上やし、しかもそろそろ2年経つのにこんなに嫉妬深いなんて、笑えるよな～

湯船に浸かりながら思う

ここは大人の余裕をみせないと、な！

のんちゃんのことを恋愛対象としてみてへんことくらい知っとるし

『...あれ？』

もう寝とる？

寝室に行くとスマホを弄ってるAがおった

『もう寝るん？』

「うん、淳太くんも疲れてるみたいだし」

『え？』

「え？違うの？」

『いや、今日はそんなに？(笑)あ、プリンシパルの話聞かせてや～(笑)』

「...んー、弦がかっこよかったなぁ...でも時々小瀧くんだったんだよね～(笑)」

弦が、ね

「...なんか綺麗なものをみせたくなるのが好きな人みたいなシーンがあってね」

『うん』

「考えたら、綺麗なものも景色も写真撮ったら見せたくなるのは淳太くんだった」

『嬉しいなぁ...』

たまらずぎゅっとしてしまった

「確かに会えない時に、おいしいご飯食べた時とか旅行行った時に撮った綺麗な写真をみると、淳太くんにみせたくなるんだよね～」

『俺もやで』

もやもやが一気に消えた

ええもんな、こんなにお互い好きやもんな