【ら運】ごめん中身男なんだわ【男？主】

弟(おっさん)の自己紹介 ページ4

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「あぁ俺ですか？皆さん初めまして

"おいよ"で〜す。
知ってるとは思うけどAは双子の姉だよ。よろしくぅ〜」


弟もといおいよは、赤いマフラーと制服の上に着たパーカのウサ耳を揺らしながら座る。

顔立ちは実に女っぽいが、中身はただの変態ショタコンである。そこ注意していけ。

そのあとも転々と続いていき、面白い奴にかっこいい奴、可愛い子。そしておいよが入学早々"俺あいつと友達になるわ"と言っていた奴の自己紹介もおわり、とうとうラスト。


「嗚呼俺か。
はいどうもぉーらっ、だぁ、です！
なんか特待生だよ。よろしくね！！」


例の推薦入学の特待生である。それとともに軽い歓声が起こった。俺ら双子含め数人は驚いている。

確かにイケメンだね。ハゲろこのハゲ。
まきちゃんすららっだぁの方見てるやん。は？は？？俺のまきちゃん返せ？？？

しかも特待生をなんか、で終わらせやがって。てめぇ俺とおいよがどれだけ勉強してここ受かったと思ってんだよ。前世の勉強の記憶があるのに今の世界と違うところがあってし直したわくそ。


「……これで最後か。先生は今からプリント等を整理して持ってくる。その間は休み時間だ。教室内に居るなら何してもいいぞ」


そう言って先生が出ていった途端、ほどよくうるさくなる。しかしほどよくなところがこのクラスの良さを語る。

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