STrong Girl

可愛さは今も健在 ページ6

▽You side



慎太郎「A作ってー」


A「なんで作れないのに誘ってきたん」


慎太郎「だからだよ。作れる人呼ばなきゃ」


A「じゃあなんで作れないのに

食おうと思ったん？」


慎太郎「気分」


A「気分かい」




この隠れ坊ちゃんめ。

今日ニコニコでご飯に誘われたら思ったら

慎太郎に連れてこられたのはお好み焼き屋。




慎太郎「うわっ、ひっくり返すの上手くない？

ちょっともう1回やって、動画撮らせて」


A「今ひっくり返したばかりでしょ。

今ひっくり返したらボロボロになって

ただのお好み焼き炒めになるよ」


慎太郎「返しが上手いね〜

お好み焼きだけに！なんちゃって〜！」


A「……慎太郎上手いな」


慎太郎「ねぇ、そろそろ大丈夫じゃない？」


A「うん、まぁ大丈夫だと思うよ」




目をキラキラさせてお好み焼きを見てる慎太郎。


数年前のあの可愛らしい姿は

ほとんどどこかに置いてきてしまったようだが

目の前にいるきゃわわな慎太郎は

どこかあの時の可愛い面影を感じる。


まぁ、今はその分カッコイイんだけどね。




慎太郎「うまっ、Aめっちゃ美味い！」


A「そりゃどーも」


慎太郎「相変わらず今日も塩だね〜このツンデレめ」


A「私ってツンデレなの？」


慎太郎「だってこーちにはデレデレじゃん」


A「こーちは私の言うこと聞いてくれるから」


慎太郎「パシリじゃん」


A「パシってないわ」


慎太郎「ねぇA、あーんして」


A「………はっ？」




いや今の会話のどこをどう取れば

あーんに行き着くんだよ。


見た目は大型犬なのに小型犬のように

キュルルンとした目を向けられたら

断るなんてできない。




A「………はい」


慎太郎「あーんって言ってよ」


A「………あーん」


慎太郎「あーん。……はぁ〜やっぱ違うね！

Aからのあーん付きは美味さが増す！」


A「そんな？」


慎太郎「うん、ほらAもあーんしてあげるよ」


A「えぇ……はい」


慎太郎「あーん、どう？」


A「………別に変わらないけど」


慎太郎「えーもう本当は変わってるくせに！」




慎太郎の前ではそんなこと言ってるが

彼の言う通り、少しだけ美味しく感じた気がした。




慎太郎「A！次これ頼んで焼いて！」


A「はいはい」




慎太郎の可愛さは今も健在。



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ジャポ666万回スクショスタンバイ中…笑

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