嘘つきはチェ・スンチョルの始まり★2

56 ページ9

Aside




あれから穏やかに日々は過ぎていった


スンチョルは、たまにだけど私とゆみの家に会いに来てくれた

ゆみに悪いから、と最初は拒んでいたけれど

ゆみ「なんの遠慮なのよ。下手に外で会ってAの身バレしてアンチされるのを考えたらスンチョルがうちに来るのが一番安全でしょ。
私の事は構わないでいいから、スンチョルが来ている時は私も趣味の時間にするから。
遠慮は無し。わかった？？」

と言ってくれて二人でゆみに感謝し頻繁ではないけど会えている


メンバーのみんなもたまにお店に顔を出してくれて会えている


バレるので2、3人ずつ

お客さんが少ない時だったら休憩室に通してお茶を一緒に飲んだりしてた

だからなのかメンバー達はお客さんが引けてくる時間に手土産を持ってくるようになった

完璧にティータイムしに来ている


最初こそ、ゆみはメンバーと会う度に悶絶していたが今ではもう慣れたらしい

カラットだけど、私の彼氏のメンバーだからと言って直接会っている時はみんなの事をアイドル、という目で見てないらしい

ゆみ「テレビやスマホの中のSEVENTEENはアイドル。ここにくるSEVENTEENはダチと弟」

と、なんとも男らしい発言をしてメンバー達はゆみを『姉御！』と呼んでいる

でもそんな中、ウォヌだけが「ゆみ」と呼んでいる

ウォヌに呼ばれる度に照れ隠しでツンツンしてるゆみはとても可愛い






MH「Aヌナ、紅茶おかわり貰ってもいい？」

「ん？いいよ。ヌナがやるから、ハオは座りな」

JN「姉御、辛い物好きなら今度一緒に火鍋行かない？」

ゆみ「行かない。バレるでしょ」



今日のお客様はチャイナライン

とてもゆったりした空気を纏うハオといつまでも純粋な少年のような心を持つジュナ


MH「ダメだよ、ヒョン。バレたりしたらヌナと姉御に迷惑かかるんだから、ね」

JN「ちぇッ。お茶会も楽しいけどさ、たまには姉御と一緒に辛いの食べたいなって思ってさ」

ゆみ「おい可愛いかよ。ムンジュンフィ」

「確かに、甘い物そんなに得意じゃないメンバーもいるしね」










ゆみ「…………


みんなここに集めて自分たちで作って火鍋パーティーするか」

57→←55

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す