嘘つきはチェ・スンチョルの始まり★2

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Aside




「ね、ゆみ」


ゆみ「んー？どうした？」


開店前にお花を分けて梱包しながら話しかける



「明日、さ、お休みじゃない。お店」

ゆみ「だね、一週間あっという間ね」

「それで、さ

彼氏が家にきてゆみに挨拶したいって言うんだけど…
彼の仕事が終わったら家に招待していいかな？」


心臓がドキドキしている

こんな改めてゆみに彼氏を紹介することなんてないから


ゆみ「え、全然いいよ。てか珍しいね？そんなわざわざ紹介してくれるの」

「うん、彼が、挨拶したいって言ってくれて」

ゆみ「ぅえー！なにソジュンさんめっちゃいい人だね！！
んじゃ、明日はご馳走作っちゃおうか！！！」



私の彼氏の名前を【ソジュン】だとまだ思っているゆみ


でも明日、スンチョルの顔をみたらすぐに嘘だってことがバレるだろう






だって




だってゆみは現在立派なカラットだから



ゆみは元々BTSのファンだったが
日本にいるときに雑誌の撮影で私たちが働いていたとこで用意した花を使った事がきっかけでSEVENTEENを知りそこから沼ったらしい





そう、私とスンチョルが付き合ったあの日





ゆみ「あ〜今日もカッコイイわ



ウォヌくん♡」




作業場にも飾ってあるウォヌのトレカを見てそう呟く親友



私がスンチョルと付き合ってるって知ってるからって態度を変えたり自分の欲望のためにそれを利用する子ではないのでそこは心配していないけど



どんな反応するんだろう









そして次の日、私とゆみは早くから買い物をしご飯の準備にとりかかった



今日はスンチョルと、本物のソジュンさんが来てくれる





もし何かあった時、ゆみとソジュンさんも認識があったほうがいいかも知れないから、とスンチョルが言ってくれた

ゆみさんにとったら重荷になってしまうかもだけど俺たちはゆみさんの事も守らなきゃ、とゆみの心配もしてくれる彼をみて
惚れ直したしゆみもSEVENTEENのエスクプスとしてではなくチェ・スンチョルとして気に入ってくれるだろうな、と思った



ゆみには彼の上司も来る、と言ってある


ゆみ「韓国の人って日本とは違って律儀なのね。
普通会社の上司なんて挨拶に連れてこなくない？
私、Aの親な訳じゃないのに(笑)」

「そうね(笑)」



真相を知ってどんな顔をするのか楽しみになってきたかも

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