嘘つきはチェ・スンチョルの始まり

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私にとっては久しぶりの恋愛だった


最後に恋人がいたのは2年前


そこから誰とも恋愛をしていない


友達から紹介されたりもしたけど何かしっくりこなくて恋愛に発展しなかった



だから、キスをするのは2年ぶり


こんなに優しい目で見つめられるのも、大きな手で包まれる事も



恥ずかしくて、顔が熱すぎて、ドキドキしすぎて

どのタイミングで目を逸らせばいいかわからず



SC「……本当可愛い」


「……スンチョルも、格好いい」



そう言うと再度短いキスを私に落とす彼




SC「A、、明日仕事早いのか？」


「……明日は、お休みなんだ。有休とった」


SC「……俺の為？」


「……さあ、ね」


SC「じゃあ、ちょっと一緒に来て。


大丈夫、マネージャーの車だから窓にスモーク貼ってあるしバレないようにする」


「……ほんとう？大丈夫？」



彼が頷いたのを確認し、私は服を着替えた


少しゆったりとしたニットにスキニージーンズ

外は寒いからファーのついたダウンを羽織って足元はムートンブーツ


外に出てダウンのフードを被った


一応、ね



SC「そんな恰好でも似合うとか何？」

と言っていたが無視しマンションの前に停まっていた黒いバンの扉を開けてくれたので乗り込んだ




その車の運転席には彼らのマネージャーだという男の人が座っていた



マネ「こんばんは。はじめまして。SEVENTEENのマネージャーのソジュンと申します」



………ソジュン、？



彼の方に顔を向けるとバツの悪そうな顔をしていた


なるほどね、マネージャーさんの名前を使ったのね



「初めまして。Aと申します。突然すみません。お願いします。」


マネ「イヤー、スンチョラから話を聞いた時はビックリしました。
日本人の彼女ができた、と言われて。」


「あの……

反対は、しないんでしょうか？

会社の大事なアーティストのメンバーの一人と付き合う事は……とてもリスキーな事だと……わかっているつもりで、

あの、本当に……匂わせ？とかしないし謹んで行動するので…許していただけないでしょうか」


私はマネージャーさんに頭を下げた

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