13人の男に懐かれるアラサー女の話☆3

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MH「ヨボセヨ…？」







………








電話の向こうのグガは何も答えない







MH「……グガ？？」

















「ミョンホ……」












少し掠れた懐かしい声













MH「……ッ






Aヌナ…」














1週間ぶりに聞いた








愛する人の声だった













名前を呼ばれただけで僕は胸が一杯になってしまって






何も言えなくなってしまった









すると







「ミョンホだけは…





私に普通に接してくれていたのに顔も見ずにここに来てしまったから






心配で……






声が聞きたくて……






かけちゃった。







勝手にいなくなってごめんね







ご飯……ちゃんと食べてる？」










MH「Aヌナ…






本当にごめん……ごめんなさい」











「ミョンホは悪くないよ







あのね、






頭にキスしてくれたの嬉しかったよ






あの時の私にはあれが凄い嬉しくて





1人じゃないんだって





思えたんだよ







でも……






耐えれなくなっちゃった…







ごめんね、ミョンホ」








ヌナが謝る必要なんてないのに







何も言わなかった僕もみんなと同じなのに











MH「Aヌナ





ご飯食べてる？？





ちゃんと眠れてる？？」









「うん、大丈夫だよ！






あきがずっと一緒にいてくれるの。





だから心配しないでね」












MH「Aヌナ…






これは僕の勝手なわがままかも知れない







でも…






僕らの事を信じてほしい。







今はまだ言えないけど、






ちゃんと全て片付けたら必ず迎えに行くよ







13人で







だから……







待っていて欲しい…














愛してるんだ」










僕がそう言うとAヌナは












「……わかった。






待ってる」











と言ってくれた












僕は電話を切った後







静かに一筋の涙を流した

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