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Aside



ある日、閉店準備をしているとスンチョルが店に来た


ななを呼ぼうか??と言うと休憩室で待つ、と


踵をかえす私に彼女はヤキモチは妬かないのかと聞く彼に私は言葉に詰まった



私が知っているななは、、世間一般的にヤキモチ妬きな方だと思う

それでもスンチョルはヤキモチ妬かないんだと言うっていう事は、、

我慢しているんだ


私はそう思った時、ふとある人の顔が浮かんだ



私がもし……もし、ウォヌと付き合ったら


私も多分、彼に自分の気持ちは簡単に話せないだろう


スンチョルやウォヌは私達と職業の内容が180度違う

だから異性と触れ合う、というのも仕事のうちなんだ

頭ではそう理解している

でも、、心では到底理解できないんだろうな


私はスンチョルに、自分の知っているななはそんな聞き訳のいい女ではないと伝えた


何かを考え込んでいる様子のスンチョル

数分後、ななと2人で真っ赤な顔して出てきた時はギョッとしてしまった


聞けばやっぱりななは今まで我慢していたらしく、今回は珍しく事前報告だったため我慢が出来なかったらしい

そうグズグズになりながら話してきたななの顔を愛おしそうな、苦しそうな顔で見つめるスンチョル




「今から、ソジュニオッパに電話しな。
そんで二人でゆっくり話して。今日は、帰ってこなくてもいい。明日休みだしね。
こういうのは、話してもなくなる事ではないけど、お互いちゃんと本音で話して、傷を最小限にする事だって出来るんだから!!ね」

なな「でも、、そしたらAが一晩中1人になっちゃう」

「なにいってんの!!そんなこと気にしなくていいから!!」

そう言いオッパに迎えに来てもらった2人を見送った


明日の朝には笑顔になっていてほしい


私のたった一人の親友




私は1人でご飯を食べてお風呂に入ってソファーでぐったりとしていた



私も、だいぶ彼氏いないな、、




「そりゃ、毎日のように顔ヨシ、性格ヨシ、声ヨシ(?)の人達を見てるから目が肥えちゃってんのかもだけどさー……」



ななとスンチョルを見て、羨ましくない訳が無くて、、



少し寂しいな




Prrrrrrrr



着信音が静かな部屋に響いてビックリして画面を確認し通話ボタンを押す





「ヨボセヨ…




ウォヌ??」

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作者名:なぁ | 作成日時:2023年5月26日 11時

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