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Story10 ページ10

【Side陽】

「葵ちゃん、ほんっとにごめん!」
目の前の葵ちゃんは何がなんだかわからないという顔でポカンとしている。
翌日葵ちゃんに謝ろうと部屋を訪ねた。
本当に最低なことをしたと思っての行為だ。
「えっと、陽は俺に何かしたの?俺は記憶に無いんだけど…」
「昨日の葵ちゃんの言動にイラッときちゃって、無理やり電話を切ってしまったことです。…あと葵ちゃんに嫉妬した」
昨日の電話…なんてボソボソ呟き始めた葵ちゃん。
「あぁあれね。ごめん、俺も意図してやったことだから謝らないで。俺のほうこそごめんね」
なんて言われてしまえば今度はこちらがポカンとなってしまった。
夜は葵ちゃんにいろいろと相談をしていたらしく、昨日の夕食での俺の素っ気無さが夜を不安にさせて、その俺の行動が余計に葵ちゃんを今回の行動に導いたのだという。
納得だ。
「なんだよもうー。葵ちゃん、計算高いとこあるんだね」
「夜のためだったから。ごめんね?」
眉を下げてごめんね、なんて言われれば許せないはずが無い。
俺はしょうがないなと言い許すことにした。
「それより夜知らない?今日一回も顔を見ていないんだよね」
「あぁ夜なら買い物じゃないかな。昨日俺と話してて明日買い物行ってくる言ってたし」
「ふーん」
平然としつつも俺が知らないことであったためまた嫉妬する。
俺が知らないことを他の誰かが知っている。
そんなのは嫌だ。
独占欲、嫉妬。
ぐるぐるぐるぐると俺の全員をそれらが駆け巡り支配していく。
あぁ好きってこういうことなんだと身に沁みる。
俺も出掛けようかなと思い葵ちゃんの部屋を後にした。

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杏華(プロフ) - 琴音さん» ありがとうございます!もっと夜を可愛くしていきたいです!これからもぜひ読んでください! (2016年10月14日 22時) (レス) id: 989c824f60 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - 占ツクで陽夜初めてみました!夜さん可愛すぎです!これからも更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^O^*) (2016年10月14日 1時) (レス) id: 5904f20713 (このIDを非表示/違反報告)
杏華(プロフ) - おむらーすさん» ありがとうございます!ちょうど今テスト期間で・・・。テストが終わり次第、更新を開始しますので、よかったらご覧ください!もしかしたら陽夜と並行して新葵も書くかもしれないので、そのときはぜひ読んでいただけると嬉しいです! (2016年10月10日 20時) (レス) id: 989c824f60 (このIDを非表示/違反報告)
おむらーす(プロフ) - 陽夜…いいですよね!!!私は新葵推しです!!!!!!!← これからも更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2016年10月9日 15時) (レス) id: dccc051f5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏華 | 作成日時:2016年9月24日 15時

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