FAIRYTAIL～とある双子～ (ページ6)

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正体がページ6

少年と魔道士4人と猫1匹は森の中を歩いていた。
あの後、エルザの優しい(?)質問により、少年の身元が少しわかった。

彼の名前はエース。旅人らしい。
しばらく町に辿り着かずに森で数日間野宿をしていたところ、町を見つけ
ちょうど歩いていたルーシィの後を付いて行きマフラーに目をつけたという。

ルーシィ「でも、瞬きの間って…なかなか難しいことをしたのね。」
エース「計算でもすれば簡単だろう。」

その言葉を聞いてみんな驚いた。
人の瞬きは計算でわかるものなのだろうかと。
ほえ～…と感心していると、あるところに辿り着いた。

エース「…少し待っていろ。」

むすっとしながら岩陰に隠れた。
エルザがしぶしぶここへ連れてこさせたのだが、どうやらもう1人…

エース「…妹のAだ。」

仲間がいたようだった。
少女の名前はA。エースの妹らしく、そっくりなため双子であることはすぐわかった。
小柄で髪の長い彼女はもさもさした何かのようにしか見えなかったが、
小動物みたいでかわいらしく見えた。

Aはすぐエースの後ろに隠れてしまった。
どうやら人見知りだったらしい。その性格がすぐにルーシィの心をつかんだ。

ルーシィ「かわいい～!ね、怖がらなくていいのよ!」

きらきらと目を輝かせながらAに近づきにっこりとほほ笑んだ。
Aはびくびくしながらもぺこりと小さくお辞儀をした。

A「よろしく…お願いします」