. CHEER UP !!!!! 3

23-1　花びら ページ5

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それから何の問題もなく数日経って、



ラジオとかバラエティーの仕事があっても
EXOのことについて
直接聞いてくる人はいなかったし、
逆にテレビを面白くなるように
いじってくれたから何の心配もなかった。





JY「はい、Aのファンレター。
今日もたくさん！」

新曲のダンス練習の休憩中、
オンニが暇潰しにファンレターを持ってきてくれた。



A「オンニもたくさん持ってるじゃん」

JY「ふふ、まぁね」


私は受け取って、
ダヒョンとチェヨンとツウィのまんねらいんで
固まって手紙を見ようとした。




可愛い、薄ピンクで花柄の便箋。

一番上を剥ごうとしても
なかなか固くて剥がれない。


CY「ハサミ、持ってくる？」

A「あー、大丈夫大丈夫できるよ。」

なんでこんなに固いんだろ、と思いながら
むきになって、
思いっきり力込めて剥がそうとした。




びりっ。


A「いっ…！」

その瞬間に人差し指にツーンっと
痛みが走った。




TW「大丈夫？」

A「…紙で切ったかもw」

CY「はぁ、もうだから言ったじゃん」

DH「素直にチェヨンの言うことを聞いとけばね」


「ごめんねチェヨン♡ 」と愛嬌で
誤魔化しながら謝って皆で笑った。




でも、
人指し指からの血は
溢れるように出てこようとする。


ドクドクと指が疼く。



DH「紙ってそんな殺傷能力ある？」

A「ちょっと洗って…、
消毒したほうがいいよね」


と、立ち上がると、
ポタッ、ポタッと血が床に落ちる。



A「わ、…社長に怒られる」

CY「拭いておくから早く行ってきて」

話すと、




TW「……オンニ」

とツウィが青ざめた表情でこっちを向いた。



TW「これ、封筒の口にカミソリついてる……」

「?!?!」私たちは仰天した。


チェヨンは、急いで、
その中身の紙を取り出して
開いて目を通した。



CY「……オンニ、早く処置してきて」

紙をくしゃくしゃにして丸めた。



DH「早く、行くよ」

とダヒョンに急かされて私は部屋を出た。








『花はいつか散る。

あなたもいつか散るでしょう。

封筒についた赤い血でできた花びらのように

あなたもいずれ終わりを迎えます。』

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