. ページ5
末澤side
今日はなんもない日。ドラマの放送日でも、好きな芸人のラジオの日でもない。だからなのか毎週この日は家に帰る足がゆっくり。考え事でもしながら帰るか、
スーパーに寄って、食べもん買って、家に帰って食べて、寝る。
普通の生活を送っている、正社員やった。
いつも家ではドラマの考察をみて考えたり、お気に入りの本を読んだり、でも今日はなんか違った。
無意識にAちゃんのことを考えてしまう、
末「明日はAちゃんの連絡先聞けるとええなあ」
そう呟いて家に入った。
当たり前のことやけど、また朝がくる。
仕事行きたくない、そう思ってた毎日も今日は行きたかった。
どうやって連絡先を聞くのか考えながら仕事に行ってやろ、そう思いつき、少しニコッと笑って家を出た。
末「おはようございます。」
と職場に入ればAちゃんが反応して
「おはようございます！！！！！！」と返してくれた。
こんな天使を見て頑張れないわけがない、頑張るか！と心で誓った、
神様、頑張るので良い結果にしてください、っと神様に話しかける。
末「今日はここ教えるな！あ、あと一応やねんけど連絡先聞いてもええ？」
「わ！おねがいします！！じゃあ、QRコード出しますね！待っててください、えっと、あれ、どうやんだっけ、」
難しい顔してAちゃんがスマホをいじってる姿が愛おしかった。
「あ！できた！はいこれ！！」
末「おーありがと！できたわ！」
っと追加されましたと言う通知と共にワンちゃんのスタンプが送られてきた。
「このスタンプ末澤先輩みたいじゃないですか！？かわいい！」
「ふっ....笑そうやな笑」
俺はこんなかわいい子と仕事ができるのか、って思わず言いそうになった、
こんなこと言ったらパワハラで訴えられる、危ない、と思った。
それより、ただの先輩やのに。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あぬ | 作成日時：2024年1月19日 21時
