アイドルに、拾われました 。

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んんっ...





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廉「目 、覚めた？」





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「廉くん...」





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そうだ 、私は今 、きっと廉くんの家にいるんだ 。





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廉「お前目覚ますん遅すぎ 。」





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廉「もう夜やで笑」





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話を聞けば 、まる1日ずっと目を覚まさなかったらしい 。





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ということは明日はもう勝利が帰ってくる日 。





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あと 、6日以内に勝利がこの場所に来なかったら...





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廉「ご飯食べよか 。」





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本当は廉くんのこと 、嫌いじゃない 。





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だって 、昔に私を救ってくれた命の恩人だから 。





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だけど今は違う 。





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廉くんだけど 、廉くんじゃないの 。





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本当はもっと優しくて 、面白くて 、かっこいい男の子だった 。はず...





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廉「A 、オムライス好きやろ？今日はオムライスやで！」





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私がぼーっとしてたら 、廉くんは突然不満そうな顔をした 。





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廉「はよ食べよ言うとるやろ？聞こえてへんの？もしかして 、俺に逆らう気？」





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『......』





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廉「何黙っとるん 。なんか言えよ 。」





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嫌だ...





こんなの 、廉くんじゃない...





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『...昔の廉くんに戻ってよ 、』





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廉「昔の俺...？なんだよそれ 。意味わからへんわ 。」





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『昔の廉くんは 、もっと優しくて 、面白くて 、かっこよかった！』





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ﾊﾞｼﾝｯ





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廉「うっせぇんだよ！さっきから昔の廉くん廉くんってなんだよそれ！今の俺じゃあかんって言うん？」





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『...もう 、やめて 。』





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ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ





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あっ 、ケータイ！





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急いでケータイを取りに行って電話に出る 。





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『しょーりっ！！お願い 、助けてっ...んんっ...』





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「A！？おい！A！！」





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ﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰ





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廉「お前 、勝手なことすんなや 。悪い子にはお仕置きやな 。」





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そういって廉くんが持ってきたのは鎖だった 。





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ベッドに連れてかれて無理やり鎖で足を固定された 。





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廉「少し大人しくしとき 。」





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そう言ってどこかに行ってしまった 。

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