アイドルに、拾われました 。

０２ ページ2

・





あれから10分くらい歩いたところで家に着いたみたい 。





・





「一人暮らしだからちょっと狭いかもだけど…」





・





『…おじゃま 、します 。』





・





「寒いよね？お風呂使っていいよ。」





・





『…じゃあ 、お借りします 。』





・





「あ 、服は洗っておくから洗濯機に入れといてもらえるかな？着替えとタオルは後で置いておくね 。」





・





『あ 、ありがとうございます 。』





・





・





勝利side





・





今日は 、すごい雨だ 。





・





この雨のおかげでドラマの撮影が早めに終わった 。





・





駅の改札口を出てすぐ 、うずくまっている女の子が見えた 。





・





近づいて声をかけてみる 。





・





「君 、大丈夫？」





・





こんな大雨の中 、傘もささずに 、しかも薄い白Tシャツしか着てなくて寒そうだったから自分の着てる上着を貸してあげた 。


それに 、下着透けてるし ///





・





女の子に家を聞いてみたけど何か事情がありそうだったから 、そのまま放っておくことも出来ず 、家へと呼んでしまった 。





・





「一人暮らしだからちょっと狭いかもだけど…」





・





『…おじゃま 、します 。』





・





雨でびしょびしょだったからお風呂を貸した 。





・





俺も小柄っていったって一応男なわけだし 、あの女の子にはでかい服しかない 。





・





せめて 。と思って自分の持ってる服の中で1番小さいサイズのものを用意した 。





・





女の子が出てくる前に 、あったまれるようにココアを作っていた 。





・





『あ 、あの 。』





・





声が聞こえたから後ろを振り返ると 、女の子が出てきていた 。





・





『お風呂 、ありがとうございました 。』





・





か 、かわいい 。



すっごいぶかぶかな服とかやばいよ…





・





『あ 、あの 。やっぱ 、迷惑でしたよね？』





・





「え 、いや 。違うんだ 。あ！そうだ 。ココア飲む ？」





・





彼女が可愛すぎてついずっと眺めてしまってたみたい 。





・





それに気づかれないように俺はココアをあげた 。





・

０３→←０１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す