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藤「Aー」
「ん？」
藤「これわからへんから教えて」
「いいけど、放課後でいい？」
藤「ん、サンキュ」
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体育祭も終わって、12月に入った。
ダブルデートまであと1ヶ月もない。
でも楽しみなダブルデートの前に、流星には補修があるんだよね
だから、さっき教えてと言われたのは補修の内容
放課後は勝利は部活だし、私も帰宅部だから暇だし教えるにはちょうどいい。
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藤「Aー」
放課後になり、荷物を持って私の隣に座る流星。
「ねぇ、流星」
藤「んー？」
「松井さんは？一緒に帰らないの？」
藤「あ、忘れてた。」
「おいーーw」
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彼女のこと忘れる？w
あんだけ片想いし続けた大好きな彼女を？w
どんだけ天然なのw
流星につっこんでいると、教室の入り口の所に松井さんが来たみたい
流星が松井さんの所に行って、ボソボソと何か言ってる
すると松井さんは声色とは裏腹に、少し悲しそうな顔をして、私に小さく手を振って帰って行った
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「流星、よかったの？松井さん」
藤「うん、大丈夫大丈夫」
「てか、松井さんに教われば一石二鳥じゃない？デートもできるし、勉強も教われる」
藤「俺はAに教わりたいの」
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あかん？と私の目を見てくるこの人はあざとい
そんなこと言われてダメなんて言えない。
…むしろ嬉しい
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「べつにあかんくない。ほら、やろ」
藤「お、関西弁ええやんw 」
「ええやろ？wほら、やんで？w」
藤「ははw うまいうまいw」
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ずっと関西弁のあなたと一緒にいるんだから、そりゃ上手になるよw
それも流星に恋してた私は嬉しかったんだっけ
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作者名：ash
| 作成日時：2016年12月14日 2時
