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急いで校庭に戻ると、だいぶ競技は進んでいて、あと少しで勝利に番が回ってくる時だった
「( よかった…間に合った… )」
勝利がスタートラインに立つまでの間、私の頭の中はさっきの流星のことばかり
こんな言い方したら変態みたいだけど、男子！って感じだったな………
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「「「きゃぁぁぁぁぁぁ！！！」」」
一層大きくなった女子たちの黄色い声でハッとしてスタートラインを見ると、勝利がスタンバイをしていた
「あっ、勝利だ…っ！」
走り出した勝利はさすが陸部とあって、ぶっちぎりで1位。
「すごい…！！1位…！！」
女子たちの黄色い悲鳴はさらに大きくなる。
勝利の元に行こうとすると、急に更に女子たちの悲鳴が大きくなった。
「え、なになに？何事？」
何があったのかと女子たちの視線の先を追うと、前から勝利が私の方に走って来ていた
勝「Aっ」
「勝利！」
勝「1位だった！」
「見てた見てた！さっすが！」
勝「まぁね！w」
「ふふw はい、タオル」
勝「え、いいの！」
「うんっ」
勝「サンキュー！」
汗を爽やかに拭く彼を見ていると、あ。と何かを思い出したように言った
勝「さっきなんかあった？」
「へ？」
勝「Aどこかな〜って並んでる時探してたら、すごい急いでる感じで出てきたからさ」
「え、あ、あぁ。このタオル教室に忘れちゃって」
勝「急いで取りに行ってくれたの？ありがとう」
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…流星とのやつは事故。うん。事故だからわざわざ言わなくてもいいよね…
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作者名：ash
| 作成日時：2016年12月14日 2時
