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…痛っ！…くない…
急いで教室を出ようとして誰かにぶつかったのは分かった
…でも私、ぶつかった衝撃で後ろに倒れたはずじゃ…
ギュッと瞑った目をゆっくり開けると目の前に誰かの体育着。そして背中に腕が回っている…
誰かに抱きしめられているとすぐに分かった
「ご、ごめんなさっ…
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…流星？！？！」
藤「びっくりしたぁ……」
顔を上げると、顔は見えなかったけど流星だとすぐに分かった。
藤「あーびっくりしたぁ……」
「ご、ごめん…ありがとう…」
藤「倒れて頭でも打ったらどないすんねん馬鹿」
私を抱きしめる形で支えてくれたのは流星。
流星とはずっと仲良かったけど、こんなに流星と近づいたことなんてない。
みるみる自分の顔が火照っていくのがわかる。
「り、流星…」
藤「あ、ごめっ」
バッ！と体が離れる
きっと抱きしめられていた時間は何十秒だと思うけど、なんだか時が止まったみたいだった。
藤「なんであんな急いでたん？」
「え…？…………あ！！」
勝利の競技はもう始まっているみたい
「流星ごめん！！ありがとう！！じゃあね！！」
今度は急いで校庭へ向かった。
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作者名：ash
| 作成日時：2016年12月14日 2時
