君の幸せと私の恋心Ⅱ【F.Ryusei】 (ページ18)

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あれから勝利は『また明日ね』と家に帰って、

私はリビングでさっき勝利と食べたお菓子の残りをつまんで

流星はゲームを続けていた。

お菓子をつまみながらも、頭の中はさっきの勝利の言葉でいっぱいで

自分はどうしたらいいのか、何が正解なのか。

何度も何度も考えるけどやっぱりすんなり答えなんて出ない。

私は流星のことをまだ忘れられていなくて

でも流星には大切な彼女がいて

勝利は私のことが好きだって言ってくれた。

もし、勝利と付き合えば流星とあまり関わらない理由ができるから

流星のこと忘れやすくなれるかもしれない

でもそれは私の勝手な都合で。

勝利はそれでもいいって言ってくれたけど、そんなことは絶対したくない。

勝利の気持ち、よく分かるから。

もし付き合ったら、勝利がどれだけ辛い思いをするか分かるから。

…でも

勝利が言ってくれた言葉が嬉しくて、本当に嬉しくて

正直、胸の奥がきゅんとして

付き合ってくださいって言われた時、うんって言いそうになったのも事実。

「あーもうわかんないっ！！」

流「わぁっ！！」

「あ、流星ごめん」

流「ビックリしたぁ…………」

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