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インターホンが鳴った。
私は淳太の家で少しゆっくりした後、頭に浮かんだ人物に連絡を入れていた。
『A〜』
「はーい、今開けるねー」
玄関の扉を開ければ、全く見慣れない私服の岸が立っている。
「いらっしゃい」
『うっす』
「どうぞ上がって？」
『引くほどデケェとこ住んでんのな…』
「あはは、もう引っ越すけどね」
キョロキョロ、と家を見渡しながら『ほぇ〜…』と声を漏らす岸をソファに促す。
『ほんとにNO.1なんだな…』
「ほんとですw」
岸からの手土産のお菓子と、飲み物を出して私はソファに少し離れて座った。
「ごめんね？休みなのに急に呼んじゃって」
『んぁ？全然？めっちゃ暇だったし』
「そっか」
すると岸は『なぁ』と私を呼んだ。
顔を岸の方に向けると、いつもの出勤時とは違うヘアセットにドキリとした。
『…終わったのか？』
苦しそうな顔で、切なそうな顔でそう言う。
「うん、全部終わらせてきたよ」
『いつ…？』
「昨日」
『昨日？！』
昨日、というワードにテンパっている岸に私は「昨日ね、」と言葉を続けた。
「お店に来て、私を指名したの。
淳太は、私にとって大切な日だって分かってたからあの人以外のお客さんの予約を取らないでいてくれて、2人きりでたくさん初めましてのフリした」
あの大きな部屋で私とあの人の2人きりでいられたのは、何も言わず、そう仕向けてくれた淳太の存在があった。
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ash(プロフ) - 涼杜兄妹さん» いつも楽しみにしてくださってありがとうございます！ (2020年6月16日 23時) (
レス) id: 8c76b61c28 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 後輩ちゃんに敵意が出てきました（笑）主人公ちゃんがんばれ！岸くんは怪我とか元気ないの気付けるのに…ちょっと惜しい！気付いてあげて！！ (2020年6月15日 23時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - 涼杜兄妹さん» 焦ったさを伝えられてよかったです！!いつも温かいコメントありがとうございます、今後もよろしくお願いします！^ ^ (2020年6月15日 19時) (レス) id: 8c76b61c28 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - まさかのすれ違いー！！！ものすごく焦れったいです！岸くん玄樹くんや後輩ちゃんじゃなくて主人公ちゃん第一に動いてあげて！！どうなるのか今後も楽しみです♪ (2020年6月14日 17時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございます！お待たせしてすみません(汗) 楽しんでいただけているようで本当に嬉しいです^ ^ (2020年6月14日 15時) (レス) id: 8c76b61c28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ash
| 作成日時：2020年5月17日 11時
