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akito▷▷
「…告白したらしいで、望」
淳太の家で2人で飲んでいる時、望から連絡があった。
「…そ、」
「断る顔してたから今は返事聞かなかったらしいわ、またリベンジするって」
「…」
「ま、俺からはそれだけの報告です。」
淳太は一見俺の話をほぼ聞いていないで賑やかなバライティー番組を見ているように見えるけれど、向いているのは視線だけで、頭では望と(名前 )の事を考えているようだった。
「…Aの事情とか知らなかったら、俺も告白出来てたんかな
俺はあいつの仕事の事とか、恋愛事情とか、あいつの気持ちとか…そういう部分を知ってる少ない人物やから嬉しいってずっと思ってたけど、知らない方が良かったんかな」
ポソポソと淳太は話し始めた。
「そんなことはないやろ？だってめっちゃ信用してくれてるから話してくれとるわけやし」
「…でも知らない望はAとの距離がどんどん縮まってんねん」
頭をガシガシとかく淳太。
こんな事を今考えるのはおかしいかもしれないが、乱れた髪の間から見える淳太の顔の影はかっこいい。
今度は何かを諦めたようにふっと笑って、ロックのウイスキーグラスをクラクラと回した。
「俺がAの事でこんな悩んでるって知ったら、Aは望やなくて俺の事気にしてくれるんかな
望じゃなくて、俺を見てやって言ったら……Aは少しでも俺を見てくれるんかな。
…いつか俺の事が好きだよって言ってくれるんかな。」
「ちょ、おい…飲むペース早いって」
「久しぶりに酔い倒したいねん」
「やめとけって…、俺明日早くてもう帰らなあかんねんから…」
淳太はかなりお酒に強く、よっぽどの量を飲まない限り酔うことはない。
でも今のペースで飲み続けていたら、俺が帰った後に酔いがしっかり回ってしまう。
今日は介抱してやれないのに…
「あ…もう、帰らな…」
「気をつけて帰りや？」
「俺の心配する前に自分の心配しろ、ほら、水飲んで」
「…」
「もう酒はこの辺にしときや？話はいつでも聞いたるから、な？」
「…ありがとな」
家を出る前に最後にチラリと振り返ると、ウイスキーのボトルをジッと見ていた。
まだ飲む気やな、と嫌な予感はしたが
たまにはこんな日があってもいいのかもしれない、と淳太への心配を残し俺は淳太の家を出た。
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ash(プロフ) - るいさん» 嬉しすぎます…ありがとうございます…！！一生懸命書きますのでこれからもよろしくお願いします…(泣)るいさんからのコメントこれからも心からお待ちしております！！ (2019年6月7日 22時) (
レス) id: b40656dd38 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 間違いなく、わたしが今1番大好きで更新を心待ちにしているお話です！これからも楽しみにしています(*^^*) (2019年6月7日 22時) (レス) id: d1e23dd89a (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - さきたろさん» まとまりがあるかがとても不安だったのでさきたろさんのお言葉がすごくすごく嬉しいです(T T)本当にありがとうございます！こちらこそお忙しい中読んでくださりありがとうございます！さきたろさんからのコメント心からお待ちしております！ (2019年5月14日 19時) (レス) id: 27789ffdf4 (このIDを非表示/違反報告)
さきたろ - コメント失礼します。この作品すごく好きです！とても面白くて1からノンスットップで拝読しました。文章にまとまりがあり、読みやすいです！お忙しいと思いますが更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月14日 10時) (レス) id: fdeb90d7fb (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - 一波さん» ありがとうございます！！期待に応えられるように頑張ります…！！また一波さんからのコメント心からお待ちしております！！ (2019年5月13日 0時) (レス) id: 27789ffdf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ash
| 作成日時：2019年5月12日 18時
