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やっぱりまだ勇気が出なくて、顔をタオルで隠したままリビングに戻った。
「あ、出た？ ………って何で隠してんのw」
開いていた雑誌をテーブルに置いて、私に歩み寄って来る彼。
彼が私に近づく度に、私も同じだけ後ろに下がった。
一歩近づけば、一歩後ろに下がる。
「ちょw 何で逃げんねんw」
「ほんっと、顔違うの…」
すると両手をスルリと取られ、顔を隠していたタオルがあっという間に床に落ちた。
私は咄嗟に下を向く。
「何が違うん？」
「目も違うし、肌とか…眉毛も違うし…」
「どれどれ？」
「ちょっ、」
覗き込まれて、私もしぶとく見せまいと抵抗する。
「分かった分かったw もう見ないからw
ほら、早く髪乾かさんと風邪引くで？」
そう言って頭にポンと手を置いて、彼はまた雑誌を取りに行く
( …あっぶな、ふぅ…)
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「…………と、見せかけてっ」
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急に振り向いた彼に反応が追いつかず
気がついた時には私は彼に手を掴まれ、バッチリ目が合っていた。
「………うわぁ！」
( …完っ全に見られた… )
私は急いで手を振り解こうとブンブンと腕を振る。
それでもビクともしない。
「ちょ、離し、」
何も言わずに手を離そうとしない彼を、乱れた髪の間からチラリと見ると
彼は目を少し見開いたまま固まっていた。
…だから嫌だったんだ、すっぴんを見せるなんて
…こうやって引かれてしまうから
ズキリと胸を密かに痛めた。
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「…かわいい」
「………………へ？」
今度は彼から私と少し距離をとって、その綺麗な手の甲を自分の口元に当てた。
「淳太…？」
「待って、ほんまに可愛いねんけど…」
ふにゃっと微笑んで私のほっぺたを手で包んだ。
「幼い…、何この可愛さ」
「え、ちょ、何言って…」
「いつものAも大人びてていいけど、今のAは何か幼くてめっちゃ可愛え」
嘘だろう、と思ったのに
彼の顔はどう考えても嘘を言っているように思えなくて
私は思わずにやけてしまう。
「……ありがと」
例え嘘でも
私はこんな風に言ってくれる淳太が彼氏でよかったと思う。
今日はあと何回、彼にまた惚れるのだろう。
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ash(プロフ) - あゆさん» あゆさん初めまして！キュンキュンしてもらえて安心しました、一気読みもありがとうございます。w こちらこそ読んで下さってありがとうございました！！ (2018年2月16日 10時) (
レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - 初めまして。一気読みしました。凄くキュンキュンしてもう心がしんどいです。w 素敵な作品ありがとうございますm(__)m (2018年2月16日 5時) (レス) id: a9e50c2210 (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - mocoさん» mocoさんこんばんは^ ^ ありがとうございます！淳太くんファンの方にそう言っていただけて嬉しいです… こちらこそ、読んで下さってありがとうございます！！ (2018年2月16日 1時) (レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
moco(プロフ) - ashさん» こんばんは(о´∀`о)完結おめでとうございます。淳太くんファンなのでもうキュンキュンしまくりです。素敵な作品をありがとうございます♪ (2018年2月16日 1時) (レス) id: 1a5ac77311 (このIDを非表示/違反報告)
ash(プロフ) - mocoさん» 返信が遅れてしまいすみません汗 そう言っていただけてすごく嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2018年2月12日 20時) (レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ash
| 作成日時：2017年12月11日 21時
