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「私、もういつ退院できるか分からへん。
もしかしたらこの先ずーーーーっと入院生活かもしらん。」
文「は…、」
実はね、と言葉を続ける
「私の心臓には生まれつき腫瘍があってな…奥深くの取れない位置にあんねん。
治らないねん、ドナーが見つかって健康な心臓と交換しない限り。
…時間が経てば経つほど、年をとって私が成長すればするほど…心臓の腫瘍も少しずつ大きくなって命がどんどん危なくなってくるの。」
文「嘘やろ…」
「ほんま。
だから今までずっと運動系の遊びも断ってきたし、
お酒も弱いって嘘ついて、1人でジュース飲んでたのもそのせい」
嘘ついててほんまにごめん、と私は頭を下げた
文「え、待てって、そんなんええから…」
今この瞬間も腫瘍が大きくなっているのは確かで、
死という文字が頭にだんだんと濃く染み付いてくる。
「私さ…
もういよいよいつ死ぬか分からへんのやって」
文「え…っ？」
「だからね、今こうして喋っとるけど
もしかしたら、あと10秒後に心臓がピタッと止まるかもしれないんやって。
笑ってまうやろ？w」
文「………」
「いや先生、そんな早く死ぬなんて聞いてへんわ！w みたいなねw」
文「…」
「…急にこんなこと言われて文ちゃんが困るのは分かってた。
でも言わなきゃ、言わなきゃってずっと思ってた。」
無言で私を見つめる彼を見て、やっぱり言わない方が良かったかなと後悔した。
2人の間に沈黙が流れる。
文「ごめんっ、ちょっと一回整理させて」
文ちゃんは床に視線を移しながら、ガシガシと髪をかいた。
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ash(プロフ) - みぽこさん» みぽこさん、コメントありがとうございます！更新をお待たせしてしまってすみません。更新頻度を上げられるよう頑張りますね！コメントとっても嬉しかったです！またお待ちしてます！ (2017年6月26日 15時) (
レス) id: c2521dc1fd (このIDを非表示/違反報告)
みぽこ - すごく胸が苦しくなりました（いい意味で）これからも連載お願いします。待ってます (2017年6月25日 15時) (レス) id: b8391cba34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ash
| 作成日時：2017年6月5日 15時
