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勝利side

あーあ。2人とも罰あるの。暇じゃん…仕方ないから健人くんに言われた予習ちゃんとやり直す。一回予習飛ばしたらそれだけでもう次の授業やばくなるからさ。今日の分取り返して後で健人くんに見てもらわないと。

1人で机向かってたら…
「しょおりぃ〜ぐすっ」
「あれ?早かったね。終わったの?」
「ん〜」

逃げてきちゃったのか。分かるよ?お仕置きまでの間廊下に立って並んでる時間が1番怖いよね。先生の監視もないし、逃げたくなる。でもこれで逃げたまま夜ご飯迎えるのがほんっとに怖い。

先生たち何も言ってこないし、いつも通り接してこられてそれが怖くて泣いちゃう子が毎年4月は多い。泣いても何も言ってもらえないしね。だから夜ご飯までに行くのが正解。すぐに嫌がるマリの手引いて下降りたら、ちょうど先生たちいた。

それでマリのこと先生に渡して聡と上がる。
「どーだった?」
「ちょっと痛い…スマホ来週だって」
「うわっそっちの方がキツイじゃん」
「うん」

聡とベッドに座って喋ってたらね、
「お前らもうすぐ夕食だぞ。遅れんなよ〜」
「ぐすっ!ぐすっ」
「あーあ。泣いちゃって。風磨くんたちが怒るからだよ?」
「怒られることすんのが悪いだろ。じゃあちゃんと夕食来いよ」

泣いてるマリが俺と聡の間に入ってきたから開けてやって慰める。でもさ、2人とも、マリに甘いから絶対そんな叩かれてないよ。俺らの時はもっと厳しかったのにな〜

「ご飯行こ〜」
「うん」
「ぐすんっ」
3人で食堂降りたら、健人くんがすぐ来た。
「ん。大丈夫だな。全員揃ったらいただきますするからな」
マリの頭撫でてやってる。

「先生、揃いましたー」
「はい。じゃあいただきます」
今日の夜ご飯はカレーだよ。

食べ終わってご馳走様する前に先生の話。
「明日から1ヶ月面談始めるから。順番はそこに貼り出してあるから自分の時間に俺の部屋来ること。他に相談とかあればいつでも来ていい。じゃあいつも通りな。ご馳走様でした」
「「ごちそーさまでしたぁ」」

面談の紙確認したら俺1番じゃん。なんで?まぁいいけど。ここでは自習の時間とか特にない。やりたい奴はやるしやらない奴はやらない。自己責任。まぁテスト前だけは時間取られてるけどね。

「勝利たち風呂」
「はーい」
お風呂も3人セット。順番に入って行くから行ったよ。
「ねぇお尻どうなってる?」
「明日には引きそう。大丈夫」
聡のお尻、まぁまぁ赤いけどね。

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作者名:ゆう | 作成日時:2022年11月13日 3時

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