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風磨side

聡のお仕置き途中まで見守ってたけど、マリのことが気になって中島の部屋きた。部屋出る前に勝利に行かないでって言われたけど、そこまで甘やかせない。

マリ…寝てるな。
「んっ…ん〜っままぁ…」
「…よしよし。大丈夫大丈夫」
起きてはない。大丈夫。

土曜日のテレビ電話やっぱり良くなかったかな。相変わらずLINEの返信はないみたいだし、まぁテレビ電話って言っても3分くらいで忙しいからって切られたんだけど。マリはそれでだいぶ満足したみたい。

だけど、聡の電話で思い出しちゃったかな。寂しいなぁ…
ガチャ
「終わった。2人とも部屋戻したし、俺消灯行ってくるからマリしばらく頼むわ」
「ん。勝利大丈夫?」
「うん。厳しめにはしたけど、そんなに。お前甘やかしすぎ」

「だってあの絶望の絶叫聞いてほっとけないだろ。大体俺も中島も嫌いだったじゃん。反省室で一夜過ごすの」
「思い出させんな」
「もう時間だぞ」
「行くわ」

中島見送って思い出す。俺と中島も、昔喧嘩して反省室入れられて、お互い何も言わなくてそのまま寝ることになって、めっちゃ怖かった。怖いし寒いし、1番仲良いはずの中島と喧嘩してるのも嫌だし。

でも、怖すぎて結局中島と壁越しに話して一夜乗り切ったもん。それで朝一で来た先生に謝って、お仕置き受けて許してもらったっけ。

「まぁまぁ〜ん〜ママっ…ん〜」
一旦起こした方がいいかな。ちょっとうなされてるかな。
「マリ、マーリ」
「んっ…?ん〜?ふぅませんせぇ〜」
「うん。大丈夫」

「ん〜…」
うん。また静かに寝てくれた。大丈夫そうだな。
ガチャ
「ふぅ〜疲れたぁ…」
「おつかれ」
「日誌半分頼んでいい?」
「もちろん」

日誌に目を通しながら中島の方ちらって見たら、手が真っ赤。叩く方も痛いんだよな。あいつらそれ、分かってんのかな。

「ふふ。勝利も聡も1番仲良いもんな。2人が」
「なに急に」
「2人とも、結局この中ではお互いがいないとやってけないだろうなぁって思っただけ。」
「ふーん?」

まぁ、そうかもな。寮ではやっぱり、いつでもお互いの味方の存在がいないとやっていくのが難しかったりする。俺らはいつでも全員の味方でありたいと思ってるけど。

「あ、てか明日勝利のことちゃんと誉めといて。アイツ、ほんとはマリが泣く前に聡と仲直りしようと思ってジュース3人分用意してたから」
「ふふ…わかった」
勝利、運が悪かったなぁ。もうちょっと早けりゃ少なくとも勝利はお仕置きなかったのに。

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作者名:ゆう | 作成日時:2022年11月13日 3時

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