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聡side

バレちゃったぁ。勝利が詰められるの横で見てたけど、迫力が怖すぎてすぐ3人で謝った。そしたら、先生の部屋連れてこられてもう一回怒られて…。1人にするとか言われてマジで焦る。絶対やだ!

1人にされたら掃除もご飯も登校も全部全部1人だよ?めっちゃ辛いし恥ずかしいから!
「お仕置き。マリからおいで」
健人先生がマリの手引いて膝に倒した。

あーあ…俺、何回かな。去年勝利の方が確か回数多かったっけ。先輩になればなるほど青くなるからなぁ…。マリが泣いてる声聞きながら勝利と2人、壁向いて立つ。

「次、聡」
呼ばれて振り向いたら、マリはぐずぐず泣きながら風磨先生の膝の上でお尻冷やされてる。結構厳しそう…膝に乗ったらすぐお尻出された。

パアァァァン!パアァァァン!パアァァァン!
「ぅっ…せんせっ!いだい!」
パアァァァン!パアァァァン!パアァァァン!

「終わり。菊池先生に冷やしてもらえ。勝利」
メッッチャ痛い…!結構多かったよ?!膝から下ろされて、風磨くんのとこ行ったらお尻にクリーム塗ってくれた。

「ったく〜なんでそういらないこと考えつくの。食べれないのは自己責任なんだからマリほっといて上がればいいものを」
「グスッ…だって可哀想じゃんっ…グス」
「まぁそーゆーところがお前ら2人のいいとこだけどさぁ」

風磨くんに慰めてもらって、涙も引いた。勝利もお尻赤くしてこっち来て風磨くんに慰められてる。なんかね、怒られてる時とか指示されてる時は健人先生、風磨先生って感じだけど甘やかしてくれる時は健人くん、風磨くんって感じなんだよね。

「健人くんもっ」
「抱っこ?膝が足りねーな」
俺とマリのことぎゅって抱き寄せてくれる健人くんにしばらく甘えてたら、そろそろ部屋戻りなって。

「あ、勝利ちょっと話あるから残って。2人は先帰っていいよ」
「はぁい」
「おやすみなさぃ」
「おやすみ」

マリの涙拭いてあげながら部屋戻る。勝利なんの話だろー?
「そぉちゃん、ごめっなさい」
「ん?なんで?」
部屋でベッドに2人で寝そべってたらマリに言われた。
「僕っ食べれないからっ僕のせい…」
「そんなことないよ。気にしなくていいよ。勝利も怒ってないよ?」
「ん…次から頑張る」

引っ付いてくる可愛いマリをぎゅーってする。俺にとってはこの寮で初めての後輩だもん。大好きだし可愛いし、大切なんだもん。

「2人で何してんのー寝るよ?」
「あっ勝利おかえりっ」

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作者名:ゆう | 作成日時:2022年11月13日 3時

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