彼は私のボディーガード！？

私の憧れ ページ8

ー次の日ー


〜車内〜


「風磨さん」


風磨「ん？」


華波「大丈夫ですか？前、見えてますか？」


風磨「は？お前バカにすんなよ」


華波「すいません」


風磨「あのさ」


華波「なんですか？」


風磨「彼氏は？」


華波「いません！いないに決まってるじゃないですか」


風磨「そ」


華波「あ、今彼氏いたら俺いなくてもいんじゃね？って思いましたよね？」


風磨「いや」


華波「絶対思いましたよ」


風磨「ふっwwwwww」


華波「なんですか？」


風磨「似てないな。ありさに」


華波「似てませんよ。あの人は憧れですから」


風磨「憧れ？」


華波「はい」


風磨「それより、いつからなの？ストーカー」


華波「去年から」


風磨「去年？」


去年って、、、


華波「バレたんです」


風磨「バレた？それって、松本くん？」


華波「いえ兄のことは随分昔に」


風磨「てことはありさ？」


華波「はい。だからストーカーされたと思います」


風磨「なんで？」


華波「まぁ兄のことバレたときも学校でいじめに遭いました」


風磨「意味わからんね〜。なんで？あんなスターなのに、」


華波「家族に芸能人いるから会わせて、とか兄や姉のファンでコンサートチケット買うの嫌だからなんとかしてよとか言われて…私は嫌だったんで断ったんです。そしたら調子に乗んな！とか言われて保育所から高校卒業までずっと……」


風磨「今は？」


華波「大学は高校からちょっと離れたとこに通ってて大丈夫です。でも去年から誰かにストーカーされてて、お姉や、お兄には言ってません。でもお姉は気付いてると思ったんで言いました」


風磨「大丈夫だよ」


華波「え？」


風磨「俺が守る。なんせボディーガードだからな」


華波「ふふっありがとうございます」


風磨「あ、そうだ。ここ行かね？」


華波「ん？映画ですか？」


風磨「うん」


華波「あ、これメンバーさんがやってるやつですか？」


風磨「え？」


華波「風磨さんのこと何も知らないままだとダメだと思って載ってるかは不確かでしたけど調べたんです！すいません」


風磨「いや、何も謝る必要ないから」


華波「で載ってました。これあれですよ。中島健人さんの映画ニセコイ。12月に公開されるんですよね？映画ってそのことですか？」


風磨「うん。あ〜でも12月はまだ先だからわかんねーよな？ごめん」

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