だって、あの子・・・ ページ34
風磨「でも昨日、たまたま華波を見たんだよ」
ありさ「どんなとこ？」
風磨「男と歩いてた」
ありさ「いやぁ〜。ないね。あの子に限って」
健人「友達とかじゃね？大学の」
ありさ「あ、でもあれだわ。昔、異常なほど仲良かった子がいた」
勝利「異常？」
ありさ「うん。華波のこと好きだったんじゃないかな〜？私がまだジャニーズ入る前、華波がまだ保育園児の頃」
聡「なんで好きだったんじゃないかって思うの？」
ありさ「毎年バレンタインにチョコあげてたし。ラブレターも貰ったって言ってたし」
マリ「それほんとに好きなんだね」
ありさ「本人に一応聞いてみるよ」
風磨「別に彼氏でもないのに気になる資格ないよな」
ありさ「あ、話したよ？なんでかって」
風磨「ならなんて？」
ありさ「私に迷惑かけたくないとか、期間が短すぎるとか」
風磨「そっか、、、」
ありさ「でも多分大丈夫でしょ」
風磨「なんで言い切れるわけ」
ありさ「だって、あの子、風磨のこと好きだよ」
健人「聞いたんだ？」
ありさ「や、聞いてない。聞いてないけどそんな感じするから」
風磨「やっぱ軽かったよな。１ヶ月で」
ありさ「まぁジャニーズはチャラいってイメージあるからいいんじゃない？健人はだってその日に告白したじゃん」
健人「俺だけじゃなく藤ヶ谷くんの」
ありさ「あ、そうだね！でも関係ないよ」
風磨「怖い。ドラマが決まった時より遥かに」
ありさ「それは嘘でしょ」
風磨「いやがちで」
ありさ「しっかし、あの風磨がね〜」
風磨「誰かさんにフラれたんで」
ありさ「私フってないよ」
健人「え！？」
ありさ「ただ2人のことはメンバー以上に考えられないし、私が好きなのはずっと彼だったからってだけで」
健人「いやふったね。今確実にフッた」
ありさ「じゃあ、それでいいよ」
風磨「じゃあって」
ありさ「とにかく！大丈夫。風磨が華波が気持ちを伝える時、その時まだ好きならね」
勝利「風磨くんなら大丈夫でしょ」
聡「なんせ、ふまけんの2人は10年ちょっとありさちゃんが好きだったんだから」
マリ「ねっ！そう簡単に気持ち揺るがないよ」
ありさ「なら大丈夫か。あ、仕事してきまーす」
ﾊﾞﾀﾝｯ
勝利「ありさちゃんすごいよね〜。休みないって」
聡「人気ってしんどくないのかな？」
風磨「しんどいだろ。でも俺らは何も出来ないし」
健人「頼ってくれたらいいけどさー」
マリ「最年長ってリードしなきゃって思うの？」
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作者名：佐倉バナナ | 作成日時：2023年10月2日 3時
