あのカリスマモデルさんと��part2 ページ26
〜そして季節は10月に〜
「あ、華波ちゃん！」
華波「お久しぶりです」
明日夏「敬語じゃなくていいですよ？寧ろ私が敬語じゃなきゃいけないくらい」
華波「そうなの？あの聞きたいことがあって」
明日夏「うん」
華波「辛くないの？」
明日夏「ん？」
華波「その、付き合ってるんですよね？あの方と」
明日夏「はい笑 付き合ってます。あの方と」
華波「一般人の頃からって」
明日夏「うん。何度もあったよ？別れの危機」
華波「え？」
明日夏「私の勘違いだったり、彼を想ってとか仕事で会えないとかで気持ちのすれ違いとかでね」
華波「でも別れてないんだよね？」
明日夏「そうね〜、やっぱり好きだから。この世界に入ったのも太輔と付き合えたからだし。元々は一般人だった。そんな私と付き合ってくれたから今ここにいてファンが沢山いる。彼が側に居なければ、なってなかったよ。だから別れない」
華波「すごい！尊敬する。やっぱり大人だ」
明日夏「そんなことないよ。まぁでも私達1歳しか変わらないし。大人って言われてもね」
華波「いやいやすごいよ。カリスマだもん」
明日夏「でも辛いよ？入る前はキラキラした世界って思ってたけど実際はね〜全然違う！おススメしないよ」
華波「そんなに辛いの？！」
明日夏「うん」
華波「ずっといるんですよね？芸能界に」
明日夏「それはどうかな」
え？いつか辞めるの？
それはなんで？
ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
ﾌﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
明日夏「なに？太輔」
太輔『今どこ？』
明日夏「ありささんの妹の華波ちゃんと話してる」
太輔『そうなんだ。迎え行こうか？』
明日夏「いい。バレたらいけないし。じゃあ、後でね」
太輔『はーい』
ﾂ---ﾂ----ﾂ---ﾂ----ﾂ----
華波「ありがとうございました！色々おしえてくれて」
明日夏「もう時間ない？」
華波「え、だって今電話」
明日夏「あ、彼氏」
華波「後でねってデート？」
明日夏「あ〜同棲してるから」
華波「え！！それでバレてないってなんで」
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作者名：佐倉バナナ | 作成日時：2023年10月2日 3時
