分かってても・・・ ページ13
風磨「華波ちゃんの気持ちもあるんだろ。聞いてやれよ」
ありさ「そうだね。でも私より風磨がいいと思うよ?部屋は3階」
風磨「わかった」
ドタタタタタタッ
コンコンッ
「俺だけど。いい?」
ガチャッ
華波「どうぞ」
風磨「大丈夫か?」
華波「聞いたんですね」
風磨「ごめん」
華波「分かってたんです。ダメって言われるの」
風磨「うん」
華波「でもしたかったから、言ってみたんです。私、もう大学生なんで11月には20歳だし。いいかな?って」
風磨「でもダメだった?」
華波「はい。なんでなんでしょう。今更ですよ。ずっとアイドルでお兄として何もしてくれなかったのに今更」
風磨「本当にそうかな?」
華波「え?」
風磨「中島に聞いたけど愛乃ちゃん?だっけ?松本くんが家プレゼントしたって言ってたけどあれ本当?」
華波「はい。したみたいです」
風磨「なら華波ちゃんのことも、ちゃんと考えてるだろ」
華波「そうですかね?」
風磨「うん、まぁ俺の知ってる松本くんはそーゆうのちゃんとしてる人だ」
華波「ふふっ、風磨さんていいお兄ちゃんでしょ?」
風磨「は?なんで?」
華波「今ふと思いました。風磨さんみたいなお兄がいたらよかったなって」
風磨「俺お兄ちゃん?」
華波「まぁお兄はたった一人なので一生変わりませんけど」
風磨「でもいいな。あんなカッコイイお兄ちゃんがいるって」
華波「そうかな?いつになったら結婚するんでしょう。いい歳なのに」
風磨「いるんじゃないの?相手」
華波「あ〜あの方と噂されてますね」
風磨「別れたんだっけ?確か」
華波「別れた感じになってるだけですよ」
風磨「え?!別れてないの?」
華波「はい。嵐がデビュー20年になってから色々進めるみたいです」
風磨「そうなんだ」
華波「明日からまたいいですか?」
風磨「え?」
華波「今日はもういいです」
風磨「わかった」
〜数週間後〜
「風磨さん!」
風磨「ん?」
華波「一人暮らしの許可もらいました!」
風磨「まじ?よかったな」
華波「はい!風磨さんのおかげです」
風磨「で?どこ住むの?」
華波「それはまだです。兄とありさお姉が決めてくれるみたいで」
風磨「そっか。とりあえずよかったな!あ、もし一人暮らししたら呑もうよ。20歳なってから」
華波「はい」
風磨「今日はどっか行くの?カバン....」
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作者名:佐倉バナナ | 作成日時:2023年10月2日 3時