リーダーとお兄ちゃん�．薀好� ページ41
マリ「はあ？いや僕、何も感謝されることしてないよ」
「ホントは辞めなきゃいけねえんだろ？今すぐに」
マリ「うーん、あのさ岸くん。この事は本人はもちろん紫耀くんたちメンバー、クレアの彼氏にも誰にも言わないでくれるかな？」
「なんで？」
マリ「ほら。言ったらさ？紫耀くんたちは対応変えて今まで通りにはいかなくなるでしょ？クレアはそんなの嫌だしクレアも。余計頭抱えちゃうし」
「あ、まあ確かに。そーゆうとこあるわ」
マリ「だからお願いね。あと僕は何もしないから。３年前のこと。３年前と今じゃ状況違うし。親もお兄ちゃん、お姉ちゃんもクレアの活躍いつも嬉しそうに見てんだよね。それを僕のせいで奪いたくないし」
「マリウス………」
マリ「さ、病室行きますか」
「そうだね」
病室に着いた
？「あれ？お兄、岸くん。何してんの？」
って聞こえるのを期待してた
でも、まだ目が覚めないな
マリ「思い出した？３年前の夏のこと」
「あ、うん」
マリ「あの時の6人すごい
「うん。そうだった」
マリ「海人と玄樹は6人の中で1.2でまだ仲良くなかったから、放心状態で。岸くんと神もね？何が何だか分かんない状態で」
「あの時さー、マリウスってやっぱ兄貴なんだな〜って感じたよ」
マリ「いや普通にそうだから笑」
「当時何歳？」
マリ「15歳だけど高1の時だった」
「なのにしっかりしてたわ」
マリ「まあ6人に怖いイメージつけちゃったけどね」
「それはマリウスが……」
マリ「ごめん、ごめん笑笑」
「あ、そうだ。俺メンバーに電話してくるわ」
マリ「そうだね？心配だよね。僕ここにいるから、して来ていいよ」
「悪りぃ」
マリ「ううん」
病院を出て扉を閉めてるとき
微かだけどマリウスの��涙��が見えた
やっぱりまだ10代なんだな。大学生なった
ばっかで……。だけど兄貴だからって
俺を安心させようと弱さを見せないんだ
俺より後輩だけど早くデビューして色んな
本番やプレッシャーと向き合ってきたんだ
さ、電話しますか
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作者名：佐倉バナナ | 作成日時：2023年3月12日 22時
