美の野球少年は・・・①part3 (ページ13)

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同期の好きな人で・・・① ページ13

「あっ」

○○「那須くん」

「なんでここに」

○○「えっと〜」

？「飛騨さん。飛騨○○さん」

○○「あとでここの隣の喫茶店いいかな」

「・・・・・・はい。」

○○「じゃあまたね」

「分かりました、」

そして、

「飛騨さん」

○○「ごめんね。あの場では言えなくて、」

「あそこって外科ですよね。それも心臓外科……」

○○「うん、」

「あ、誰かが入院してるとかですか？笑」

俺はすぐ察した。でも勘が当たらないで

いてほしかった。だから違うと思った

違うと、思いたかったんだよね

○○「那須くん」

「誰か他の人っすよね」

○○「那須くん」

「まさか飛騨さんなわけないっすよね」

○○「那須くん」

ああ、もう無理か。現実か笑

逃げるのをやめた俺は

「・・・・・あいつは、、、知ってますか？」

○○「知らない」

「言うつもりは」

○○「あの子は全部のヒミツ知ってると思ってる」

「いつからすか、治らないんすか。なんで飛騨さんなんすか」

○○「いつから、、、生まれつき。」

　
「えっ、じゃあ治らない、、、」

○○「治らない。元々は20歳までって言われてて、今は長生きしてる」

「じゃあ進行してないってこと、、、でもないすね」

○○「うん。今は週1で病院通ってて、」

「倒れたりとかって」

○○「普通」

「一生付き合って行くんすか」

○○「「だからこそ、彼から好きって言われて嬉しかったし、付き合えないって言われてそれでよかったって思った。」

「でもあいつは」

○○「未来ないから、うちといて」

「遊んでるんすか？笑」

○○「真剣。でも、、、一生そばにいることはできない」

「・・・・・・・・・じゃあなんで」

○○「叶わないからこそ好きになれるって思った。付き合う未来がないから大丈夫って今までそう思ってきた。でも、、、あの子は違う。」

「あいつは飛騨さんと付き合いたいって思ってます。その先の未来も！！」

○○「アメリカに、、、優秀な先生がいるんだよね」

よかった。ちょっと遠距離になっても

それなら大丈夫、希望がある

「じゃあ！！治るじゃないすか」

そう思ったのも束の間だったんだ。

○○「ただ、、、リスクがあってね？もう歩けなくなって車椅子になったり喋れなくなったり耳が聞こえなくなったり、記憶がなくなるとか、そういうリスクが」