私の居場所はここしかないんです【DIABOLIKLOVERS】 (ページ11)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:36,634 hit

過去編ページ11

ス『………Aが五歳の誕生日のとき………カールハインツ………いや、こいつの父親と

こいつの母親は当たり前のように過ごしていたんだ………

それで、こいつの母親が他に女がいるって親父に言ったんだ

母『ねぇ……………貴方私達に隠していることがあるんでしょ………？』

カ『何を言ってるんだ…………何も隠してはいないよ？』

母『嘘よっ………………他の女の人と歩いているところをなんにも見ているのよ』

母『それに、この子の誕生日にだって遅かったじゃない？』

カ『それは…………仕事の秘書で、遅れたのは残業だって言ったじゃないか！』

母『そんなの嘘でしょ……………香水なんかつけてないじゃない…………』

母『なんで、香水の匂いがするのよ……………』

……………って、俺達の親父のカールハインツとこいつの母親は口論になった

それで、親父はAをここに連れてきたんだ………

その時はまだこんなにも笑顔じゃなかったし…………ずっと泣いていた

それで、Aが来た数週間後…………母親は意識不明の状態だった』

ユ『A…………？大丈夫か？』

A『うん……………なんとか』

ス『どうする…………？もっとはなすか？』

A『ﾋﾞｸｯ……………』

コ『じゃあ…………俺と外行く？』

A『うん！行く…………』

バタンッ……

ス『じゃあ、話すな…………

その時、Aが好きなシチューを買いに母親は出掛けて行った

のだが……財布がないのに気づいて、振り向いた瞬間にトラックが………

それで、意識不明のまま……………』

ル『そうだったのか…………』

シ『あれ以来言い合いなどになると、あの時のことを思い出して泣いてしまうんだ………』

アズ『確かに…………五歳でそれは……………トラウマになるよね』

ル『そうだな………………俺達もそうだったしな…………』

ユ『そうだな…………俺達は親を知らないが、よくわかるな』

ラ『それからは、僕達が寂しくないようにって…………色々なとこに連れて行って』

カ『やっと、あの笑顔に戻ったっていう感じですよ』

ア『この事はあいつも知らないから…………言わないでくれ？』

ル『当たり前だ…………こんな残酷なこと言われない』

コ『話は終わった…………？』

ル『ああ…………入ってきていいぞ』

バタン…

ア『それで？Aのことは戻してくれるんだよな？』

ル『わかった……』

ア『ルキ…………いいの？』

ル『いいんだ…………仕方ないだろ』