ドアノブ ページ41
Jun.k side
「ウヨンに聞いてみる、あの二人ちょっと多忙だし」
俺は、繋いでいた手を離して、靴を脱いで、すぐにピアノの部屋に向かった
バックを、ピアノの上に放り投げると、椅子に座って、指慣らしに、適当にメロディーを弾く
Aもすぐに部屋に入ってきて、少しだけ空いてる、俺の横に座った
あ…
Jun.k「日本に行く前にジニョンヒョンに話すつもりだけど、Aは話した？」
ちゃんと付き合ってから言おうと思ってたんだけど…
俺は、Aの顔を見て、ピアノを弾き続けた
A「…まだ…話してません…」
俺の指先を見て話すA
Jun.k「そっか」
A「ミンジュンさん」
俺は、１度ピアノを見て、Aの顔を見た
Jun.k「なに？」
A「言ったら…会えなくなると思います…」
は？
俺は、ピアノを弾くのを止めて、手を膝の上に置いた
Jun.k「そんな厳しいの？」
Aは、俯きながら話した
A「はい…」
どうしよう…？
A「このまま…言わないまま、続けられませんか…？」
Jun.k「え？ちゃんと付き合っても言わないつもり？」
俺は、少しだけAの顔を覗いた
A「はい…」
え？
Jun.k「本気で？」
A「はい…」
俺は、少しだけ困って頭を掻いた
Jun.k「言ったら、会えなくなる？」
Aは、頷きながら「はい」と言った
俺は、Aの頭を優しく叩くと、なるべく強くならない言葉を選んで、Aを説得した
Jun.k「リークされた方がまずくない？」
俺の顔を、気まずそうに見るA
Jun.k「どっちみち会えなくなると思うけど」
俺は、何も言わないAに、少しだけ溜め息が出た
Jun.k「…ちょっと、考えて」
Aとの事を、真剣に考えてた俺は、椅子から立ち上がった
〈それまで会わない〉
そう言いかけた時だった
玄関が開く音がして、Aのマネージャーさんの声が聞こえた
ｼﾞｭﾆ「A〜、ちょっと話せるか〜？」
Aは、目を見開いて、俺の顔を見ると、俺の手を引いて、クローゼットまで移動させられた、
俺は、手を振り払う
このままバレてくれたらいい
そう思って、部屋のドアまで歩き始めた
お互い芸能人ってだけで、秘密にしとく方が、疚しいことのような気がした俺
だけど、Aは、俺の体に抱きついて、必死に止めようとした
俺は、ピアノの部屋のドアを見ながら、Aの手を解くと、目線をドアノブに向けた
Jun.k「…A、もう遅い」
ドアが、ゆっくりと開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 237人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
胡麻油(プロフ) - なとぅさん» コメントありがとうございます(*^^*)なかなか更新進んでませんが、やっと！やっと！ミンジュンさんが戻ってきたので、少しだけスムーズになるかと思います！(笑)もうすぐvol.2です！頑張ります☆ (2013年4月11日 21時) (
レス) id: 514f677bde (このIDを非表示/違反報告)
なとぅ(プロフ) - 恐いです((((；゜Д゜)))でも、何よりも心に残ったのは電話越しにふたりの会話を聞いてるミンジュンオッパの｢...大事にするんだけど。｣です!!!きゅううんッ(≧ω≦)ってなりました!!ふたりの恋の行方...ゆっくり見守っていきます(*^^*)!!! (2013年4月11日 16時) (レス) id: 23ae446a5b (このIDを非表示/違反報告)
なとぅ(プロフ) - 諸事情で忙しく、やっとこちらに来れました(ToT)もう続きが気になって気になって仕方なかったです(>_<)もう...すっっごくドキドキしました!!!気分はジェットコースターに乗る前!!!ジュニオッパのお怒りが怖かったです(笑)ヒロイン側の社長...どうでてくるのでしょう... (2013年4月11日 16時) (レス) id: 23ae446a5b (このIDを非表示/違反報告)
胡麻油(プロフ) - Aさん» パラパラパラって(笑)ジュンケとジュノは、スポーツカーでしたよね(^^)私的には、ジュンケには、ハマーに乗って貰いたいです(*ノ▽ノ) (2013年4月11日 8時) (レス) id: 514f677bde (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ミンジュンさん、身体のりだすとわたしはおもいますよ???パラパラパラパラ!!ってメロディーホーンクラクションの改造車で箱乗り。 (2013年4月10日 23時) (レス) id: db9fbe3c6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：胡麻油
| 作成日時：2013年3月30日 10時
