第4話 ツンデレな彼 ページ10
マリア「テヒョンくんはパーマかけてるの？」
TH「そうだな」
マリア「人毛…？」
TH「そうだな」
マリア「すごいツヤツヤだね〜」
TH「おう」
ソファーに座りながらテレビを見てる私たち
肩にテヒョンくんの黒髪がのっかってるからそれをいじりながらお話し中なんだけど…
マリア「…テヒョンくんは何歳なの？」
TH「年齢はない」
マリア「そ、そっかぁ…(苦笑)」
…喋りづらい
AIだからしょうがないのかな？
あたしから話しかけない限り話してこないし…
まだ試作品だからかな？
なにか思うところがあったらすぐに報告してくださいって言ってたし
メーカーさんにメールしてみようかな
パソコンの前に座ってパンフレットと画面を見比べてみる
マリア「……えーっとメールアドレスは…」
TH「…………」
キーボードに手を置くとほぼ同時にテヒョンくんが
後ろからパソコンの画面を覗き込んできた
マリア「どうしたの？」
TH「……フィードバック」
マリア「あ…別にテヒョンくんが悪いとかそう言うのじゃないよ？」
TH「改善するところがある？」
マリア「大丈夫！まだテヒョンくん試作品なんだって。だから改善できるように感想を送ろうと思って」
TH「そうか」
あたしの肩に肘をついてボケーッとし始めた彼
マリア「ちょっとテヒョンくんと話しづらいって言うか…話が続かない？っていうか…」
TH「そうか。そんな気持ちにさせて悪かったよ」
マリア「ええっ！？大丈夫大丈夫！テヒョンくんは悪くないよ！」
TH「そう。ありがと」
マリア「………」
これなんだよなぁ…
淡々と決められた返事をしてる感じが凄い
AIでも限界があるんだなぁ
マリア「…なにかお話して？」
TH「…ちぇっ、しょうがねーな」
メールを打ちながらテヒョンくんが話し始めるのを待つあたし
TH「…今は昔竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて…」
マリア「ん？え？どうしたの？」
TH「名をば讃岐造麿となんいひ…」
マリア「あれ？テヒョンくん？おーい！」
TH「怪しがりて寄りて見るに、筒の中…」
マリア「………」
…なんか呪文し始めた……
わからん…
マリア「…はぁ…、やっぱりお人形さんかぁ…」
TH「美しきこと限な………」
ピタッと喋るのをやめたテヒョンくん
TH「おい聞いてんのかよ」
マリア「はい聞いてます！！！！ごめんなさい！！！！」
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唐辛子マン(プロフ) - MomokaK14さん» だーいじょうぶ！安心して！！時はいずれ訪れる…笑 (2020年3月15日 6時) (
レス) id: 76c03fcfc4 (このIDを非表示/違反報告)
MomokaK14(プロフ) - このままみんな出ていかないで欲しいwすっごい続きが楽しみです！更新頑張ってください!!! (2020年3月14日 23時) (レス) id: 712e277625 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - こんさん» それもまたしっかりとえがいていきます…。お楽しみに待っていてください！頑張ります！！！！ (2020年3月8日 7時) (レス) id: 019b9e0041 (このIDを非表示/違反報告)
こん(プロフ) - ものっすごく先が気になる.....ユンギとテヒョンがあったらどうなるんだ、気になる（泣）更新お疲れ様です！ (2020年3月7日 10時) (レス) id: c7eb68c921 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな?(プロフ) - いえいえ！こちらこそありがとうございます（≧∇≦） 更新楽しみにしてます(*^_^*) (2020年3月6日 7時) (レス) id: 068fa7e273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唐辛子マン | 作成日時：2020年2月25日 0時
