【ハリポタ】quiet【再開】 (ページ25)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:19,734 hit

four ページ25

「おい。起きろ。」
A「ん、みゃ、は、ぁあ？(伸び)」

目が覚めると、見たことの無い不思議な空間にいた。
・・・よく見ると、スリザリン寮に似ていた。
ただ、白黒で窓の外が灰色に埋め尽くされている事以外は。

私を起こしたのは、金色に輝く長髪を耳の横で留めて、白と銀のジャパニーズKIMONOを着た、中性的な人だった。
声も、中性的な感じで、声変わり前の男の娘のようだった。

A「な、何、ここ・・・?スリザリンなの?」
「俺が造り出した。貴様の【愛】が最も詰まっている場所を造った。」ﾄﾞｯｯﾔｧｧ

・・・何か腹立つ。

A「あんた誰。私を元の場所へ戻して。」
「あぁ、残念だが俺の名前は貴様達下界下等生物科人間族には理解できないしそもそも聞き取れない。ならびに発音も不能だ。」
A「は、はぁ？じゃあ言ってみてよ。本当に聞き取れないの？」
「NATASCHA、だ。」
A「ナターシャ、かしら？」
「・・・!!?貴様・・・!?」
A「違った？私にはこう聞こえた。」
「あ、合っている。だが貴様等人族に聞こえるはずが無いのに、どうなっているんだ！」

彼、
いや、ナターシャは女性名だから彼女は、
髪を掻き上げてボソボソと何かを呟いている。

A「おーい。」
ナタ「嗚呼、何故、俺の名を聞き取る事ができるんだ。」
A「もしもーし、」
ナタ「嗚呼、上に報告しなければ、そして原因究明を・・・」
A「ナターシャさーん、」
ナタ「まさか俺が下等級に落とされた!?いや、そんなはずが、」
A「ナターシャさんってばー。」

私はナターシャの頬をつついてみた。

ふにっ

やわらかぁ・・・。

ナタ「・・・!?」
A「ぁ、嫌、でした？」
ナタ「」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
A「いやなんか本当すみません、もうやらないです、すみません。」
ナタ「何故!俺に!触れられる！」
A「え、だって、居たから。」
ナタ「ずっと見えていたのか!?」
A「あ、見えてない想定だったんだ。」
ナタ「うああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?」

そんなこんなしていると、

ズキッ

A「ぅ、あ、ぁ・・・。」

ジャパニーズかき氷を食べたときみたいに、
頭がキーンとした。