【ハリポタ】quiet【再開】 (ページ17)

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十一話脱走ページ17

あの子はどう成長したんだろう。
どちら似かな。

A「あー。ダメだ。気になる。」

というわけで、Let's 脱走☆
取り敢えず髪型変えて昔使ってた眼鏡を掛けてみる。

A「生徒はわかんないかも知れないけどマクゴナガルとセブルスがなぁ・・・」

髪を金髪にして、目を青くしてみる。
久しぶりのイタズラ。ちょっとワクワクしてきた。
調子に乗って眼鏡も銀縁に変える。

A「よぉっし別人だな。服装以外。」

服は適当にあまり着ていないものを着てみた。
さらにマスクをして、廊下に出た。

A「誰もいない・・・ってそりゃそうか。さて、行きますか。」

ひたひた。

足音をたてないように歩く。
微かに歓声が聞こえる。
もう組分けが始まったようだ。

A「ハリーに間に合いますようにーっと。」

時々小声で独り言を言いながら、
目的地へと向かっていく。

A「あ、ヤバい、くしゃみ出そう・・・」

この建物、無駄に音が響くからくしゃみなんてしようものならフィルチのとこの猫に見つかってしまう。
お、抑えろ、堪えろ私・・・!!

私は近くにあった男子トイレに入った。
奥まで行ってしまえばそう廊下には物音は響かないだろうという淡い期待を込めて。

A(誰もいないだろうし、先生だから問題ないよね・・・。)
A「っ、ふぁ、はっっくしゅん!!」

私はくしゃみをすると、箱ごと持ってきたティッシュで鼻をかんでトイレのゴミ箱に捨てた。
念のため辺りを見回してから外に出た。
誰もいない、というかいたら
逆に学校行事をサボったとして
私がマクゴナガルに報告しなければいけない。
・・・勝手に外に出た私も怒られるけど。

そのときだった。

ぴたっ。

足音が聞こえた。