19【WZ】 ページ19
そして俺はSEVENTEENとしてデビューをした。
その後もらった話
Aのデビュー曲の制作
スケジュールはかなりハードだった。
それでも迷うことなく返事をしていた。
「やります。何曲でも作ります。」
正々堂々と掴むことができたAの隣
俺はまた近づくことを許された。
Aのことを考えるだけで自然と浮かぶ曲
あいつが好きな曲調で、テンポで
歌詞は‥‥まだ韓国語の発音が完璧ではないからラップは入れないでおこう。
どうせラップもやりたいってわがまま言うんだろうな。
Aは家では日本語を話すらしい。
友達もいなくてレッスン中はひたすら踊って歌って‥
そりゃ韓国語もあまり伸びないだろう。
俺が話し相手になってやるか。
そう思っていたがAのアイドル路線は思い描いたものとは違った。
「かっこいい曲だけどこれはAの顔に似合ってないだろ。
本当にあの子のために作ってあげたのか？
SEVENTEENの曲かと思ったよ。」
仮歌を聴いた役員たちにそう言われてしまった。
WZ「Aの好きな曲はこういう曲ですしあいつは絶対これが気に入ります。」
顔で中身まで判断されるのは嫌い
常々Aが言っていた言葉
「うーん。あの子は顔が王道アイドル、まさに国民の妹だろ。」
「かわいい曲を作ってくれ。」
俺の言葉は一蹴されてしまった。
「ジフナ、これが仕事だ。力になれなくてごめんな。」
ボイトレのヒョンが申し訳なさそうに俺に謝る。
謝るのは俺じゃなくてあいつにだろ。
そう言いそうになったが誰が誰に謝ったところで上の決定は覆らない。
WZ「俺が、俺の曲で、あいつをアイドルにしてみせます。
だからヒョン、Aがトップアイドルになれたら好きな歌歌わせてあげてもいいですよね？」
「そうだな。売れてしまえば誰も文句は言えない。」
その会話の数カ月後、Aはようやく全てを知ることになる。
それにしてもAは本当になんで今まで気がつかなかったんだろうか。
こんな殺伐とした業界の中で
自分のやりたい音楽を、ダンスをやるために
アイドルのトップに立とうとするA
俺はどこまでついて行ってやれるのだろうか。
そして俺も、俺達も上を目指さなければならないんだ。
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さかぐちなる(プロフ) - ギュリさん» 鳥肌・・・！！！すごく嬉しいお言葉です！！続きのお話はテイストが異なりますが、お読みいただけると嬉しいです！感想コメント、ありがとうございます！！ (2020年7月1日 22時) (
レス) id: 4e9ef753a9 (このIDを非表示/違反報告)
さかぐちなる(プロフ) - うすすさん» 感想ありがとうございます！終わり方大好きと言っていただけて本当にうれしいです！！！他の作品も読んでいただけるんですね！ありがとうございます(*'▽')！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: 4e9ef753a9 (このIDを非表示/違反報告)
ギュリ - 最初から最後まで面白かったです！最後の伏線回収に鳥肌が経ちました(褒めてます！)ありがとうございました！ (2020年7月1日 22時) (レス) id: f541b30101 (このIDを非表示/違反報告)
うすす(プロフ) - 面白かったです！終わり方個人的に大好きです。他の作品も訪問します！素敵な作品ありがとうございました！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: a2b2c72b52 (このIDを非表示/違反報告)
さかぐちなる(プロフ) - そらたさん» こんばんは！めちゃめちゃ嬉しいお言葉、本当にありがとうございます。なんとかキレイに終わらせたいという一心で書き上げたので本当に嬉しいです。違和感がないように、キレイに読んでもらえるように、がモットーだったので良かったです！ (2020年6月25日 3時) (レス) id: 8e96f2fd57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかぐちなる | 作成日時：2020年6月12日 3時
