セブチのグループ内恋愛【短編集】

. ページ4

.




HS「ねぇウジ…どうしてほしい？」



変わらず耳元で、甘い声で囁く。



WZ「…俺ジョンハニヒョンの所行ってくる」

HS「あ〜〜〜！待ってよ、わかったよ、ごめんって〜」



ジョンハニヒョンは俺の恋敵。

ウジはジョンハニヒョンのことを敬愛している。

前にウジは、ジョンハニヒョンは本当に格好良い、なんて取材で答えてたし…。



WZ「俺はもう寝る」

HS「えー。まだ10時だよ？」

WZ「俺は休日20時間寝る男だ」

HS「…そうでした」



…やっぱりウジは寝ちゃうのか〜。

寂しい。



WZ「………Zzz」

HS「え…」



少しの沈黙の間、ウジは寝てしまった。

早すぎ！！



HS「ウジ…」



俺はすやすやと心地よさそうに眠る好きな人の髪を撫でた。

起こすわけにもいかず、俺は仕方なく眠ることにした。

でも、普段抱きついても突き放されるけど

今はこうやってずっとくっついていられるから

これはこれで正解だったのかもしれない。



WZ「ん…」



ふにゃっと笑うウジ。

いい夢でも見てるのかな。

…俺との夢だったらいいな。

綺麗すぎるウジの寝顔。

俺は我慢出来るはずもなかった。



HS「サランヘ…」



そっと唇を重ねると、ウジは少し眉を歪めてまた吐息を漏らした。



…ごめんな、ウジ。

ウジのファーストキス、俺でごめん。

.→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す