ソウルへようこそ2 ページ2
新居にやっとついた父と私は荷物を車から運び始めた
この辺りはソウルの郊外の割に栄えてるし活気もある。いいところだと思う
私が日本から父とソウルに引っ越してきた理由は
たった一つだ。
A「お母さんも…きっと今天国ですごく喜んでいるだろうね」
お父さんは、作業する手を止めた
父「……ああ、そうだな。
ソウルでカフェをやることはずっと、
お前のお母さんの夢だったんだよ…」
そう言いながら
本の束の一番上にあった古いアルバムを撫でた。
きっと二人が出会った頃の写真が入ったやつだ。
父「それにお前もこうして、立派に育って
韓国語を一生懸命勉強して、話せるようになって、
それに学費全額免除の奨学生にもなって、、、
本当に誇りに思うよ、これ以上の親孝行は必要ないよ
お母さんも喜んでる」
お父さんの言葉を胸にしみこませながら
私は微笑みかけた
A「何言ってんの、まだ大学にごうかくしただけだよ？
これからもっと立派になるから見守っていてね！」
父「あぁ…わかってるさ…」
お父さんは今にも涙が出そうだ
本当に涙もろいんだから…
A「あっ、そうだ！引っ越しも一通り済んだし、
陽も落ちたから、ご褒美にお父さんスペシャルのラテでも入れてよ！」
ーーーーーーーーーーーーーーー
コンっと私の前にラテの入ったカップが一つ置かれた
父「はいっ、お父さん特製のキャラメルラテ！」
A「おおおお〜！いい香り！」
店の中にキャラメルラテの香りが広がる
A「これでお母さんを落としたのね？」
私がニンマリ笑顔で言うと
父「なっなんでそれを…お母さんのやつ、
そんな話までしてたとは…」
A「思いっきり動揺してるし、笑笑
じゃあ、いただきます」
父「さっさと飲め」
ゴクッ
一口くちに入れるとラテの芳醇な香りと味わいが口いっぱいに広がった
キャラメルの風味も少し甘くて、ほろ苦くて
心地よい
A「うん、おいしい。」
なんだかここでの生活がすごくいいものになるような気がした。
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サヤ(プロフ) - 続き気になります！ (2020年3月1日 2時) (
レス) id: 7df87d5438 (このIDを非表示/違反報告)
まうみ(プロフ) - ☆彡さん» ありがとうございます！（ ; ; ）毎日頑張ってお話考えさせていただいてます！まだ誰とくっつけるかは決めてないんですけど、暖かく見守っていただけると嬉しいです(^ ^) (2017年7月30日 16時) (レス) id: b8f99ba1f3 (このIDを非表示/違反報告)
☆彡(プロフ) - すごく面白いです！毎日毎日更新されるのを楽しみにしています！！更新頑張ってください(*^^*)♪ (2017年7月30日 14時) (レス) id: 1c1c2325c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうみ | 作成日時：2017年7月23日 23時
