想いを伝えに ページ10
『セブチの中で誰が好きとかってあるんですか？』
『それあたしも気になる！』
「あー…」
前にもこんなことあったなぁと
チャンさんとの会話をぼんやり思い出す
隠しても仕方ないし嘘をつく意味も無いので、ここは正直に
「ホシくん…のファン、です」
『あ〜 ホシか』
『ホシさん人気ですよね！私の友達もホシ推しって言ってました』
やっぱり人気だよね、ホシくん
胸の奥がチクリと痛む
『だったら今回のコラボ、本当はホシとペアになりたかったんじゃない？』
「……」
『図星か。ミンギュどんまい』
「や、ミンギュくんが嫌とかそんなことは全くなくて」
『わかってるよ〜』
『ファンなら、推しメンとペアを組みたくなるのは当然ですよね』
「……はい」
私の中には、もう
“ファン”では収まりきらない想いがある
それを今から伝えに行くんだ
「今日はありがとうございました。
明日もスタッフさんは変わらずですか？」
『はい！明日もよろしくお願いします！』
「こちらこそ、よろしくお願いします。
では、お先に失礼します。お疲れ様でした」
『『お疲れ様でした〜』』
スタッフさんたちに挨拶をしてスタジオ内を見渡す
ホシくんどこだろ
もう着替え終わったかな
「Aさん〜」
「あ、ミンギュくん」
「お疲れ様です。
スニョンヒョンに会えました？Aさんと話があるって、急いで出て行きましたけど」
「え？本当？」
ミンギュくんの言葉を聞いて、もう一度周りに目を向ける
「いない…よね？」
「あれ？本当ですね。おかしいな」
「スタジオの外出ちゃったかな。ちょっと探してみるね。
ありがとう、ミンギュくん」
「いえいえ〜」
早く会いたくて
早く言いたくて
メンバーたちに声を掛けることすら忘れ、そのままスタジオの外に出る
「どこ行ったのかな…」
見える範囲には誰もいない
でも
どこからか、話し声が聞こえる
『お願いします。ね？ちょっとだけ手伝ってくれれば良いですから』
「…ごめんね。そういうわけには」
『どうしてですか？』
「それは…
ほら、そういうプライベートなことは本人に直接言った方が良いと思うし」
声の主はどうやらホシくんとソラちゃんのようだ
どうして2人が一緒にいるのか、一体何の話をしているのか、私にはわからない
『あたしも努力しますけど、ホシさんが…
オッパが手伝ってくれたら もっと上手くいくと思うんです』
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ゆう(プロフ) - 大好きなお話です！主人公ちゃん幸せになってほしい！無理なく更新頑張ってください、楽しみにしています^_^ (2019年11月14日 18時) (
レス) id: d947a4b4d3 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - お話本当に好きです。主人公ちゃんの頑張りに胸を打たれます。正直者は報われる。幸せになれる。そんな未来を夢みます。 (2019年10月31日 20時) (レス) id: 4f0e5db1b8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - もう！練習一生懸命やらないメンバーには心底腹が立ちますね！天罰をお願いしますね、作者様 (2019年5月6日 19時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 楓彩さん» そんなそんな、まだまだですよ。そう言って頂けて光栄です(o^^o)この先もほっこりキュンキュン出来るように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はるちゃまさん» そんな風に言って頂けて嬉しいです(;_;)低評価はそんなに気にしていないので大丈夫ですよ！元々自己満小説なので(笑)はるちゃまさんのように言ってくださる方がいるだけで頑張れます！本当にありがとうございます^o^ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2018年11月25日 19時
