キラキラ輝く ページ44
「今日はごめんね。びっくりしたでしょ」
「Aさんが謝ることじゃないですよ。
怪我は大丈夫ですか？軽い打撲って…」
「そうなの。大したことなくてよかった」
「…階段を転がり落ちたんですよ？骨折してるかと思ったのに…本当に打撲ですか？捻挫でもなく？」
「本当だよ。私って結構頑丈みたい」
「…でも」
「骨折とかの方がよかった？」
「えっ
あ、や、そういうことではなくて！
違うんです。まさか、そんな
Aさんが無事で何よりですよ！！
ただ…俺は心配で…」
「ふふ
わかってるよ。ありがとう」
電話の向こうで慌てふためくスニョンくんの姿が目に浮かぶ
「心配かけてごめんね？」
「いえ…」
「…
…あの、
スニョンくん」
「はい」
「1つだけ
お願いしたいことがあるんだけど」
「はい！何ですか？何でも言ってください！」
足の痛みと共に
増していく不安
これを消すことは出来ないとしても、少しでも負担を減らしてから本番に挑みたい
「あのね」
「はい！」
「“大丈夫”って言ってほしいの」
「……」
「スニョンくんが励ましてくれたら
きっと…頑張れると思うから」
年上とか年下とか
先輩らしくとか
そんなことは関係ない
こんなことを言えるのはスニョンくんしかいないの
「…
Aさんなら大丈夫ですよ」
「……」
「だって、誰よりも真剣に練習してきたじゃないですか。どんなに疲れていても、周りにもう充分だと言われても、Aさんは人一倍努力していました。
だから
絶対大丈夫です。
ずっとAさんのことを見てたから
俺にはわかります」
電話越しだけど
まるで、目の前にスニョンくんがいるような
力強い応援の言葉
「…すいません。なんか、ストーカーみたいなこと言っちゃいました」
「私もずっとスニョンくんのこと見てたよ」
「……」
「尊敬するスニョンくんにそう言ってもらえたから、自信が持てそう」
「Aさん…俺の方が泣いちゃいそうなんですけど」
「え？」
「感動して」
「あはは、感動？
スニョンくんったら」
可愛くて
優しくて
いつでも眩しく輝く星のような人
そんな彼が傍にいて
一緒に踊ってくれるなら
どんなに足が痛くても、きっと最後まで踊れると思う
「ありがとうスニョンくん」
「大丈夫ですか…？」
「うん。おかげさまで」
「お役に立てたならよかったです！」
「明日、頑張ろうね」
「はい！頑張りましょう！！」
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ゆう(プロフ) - 大好きなお話です！主人公ちゃん幸せになってほしい！無理なく更新頑張ってください、楽しみにしています^_^ (2019年11月14日 18時) (
レス) id: d947a4b4d3 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - お話本当に好きです。主人公ちゃんの頑張りに胸を打たれます。正直者は報われる。幸せになれる。そんな未来を夢みます。 (2019年10月31日 20時) (レス) id: 4f0e5db1b8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - もう！練習一生懸命やらないメンバーには心底腹が立ちますね！天罰をお願いしますね、作者様 (2019年5月6日 19時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 楓彩さん» そんなそんな、まだまだですよ。そう言って頂けて光栄です(o^^o)この先もほっこりキュンキュン出来るように頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はるちゃまさん» そんな風に言って頂けて嬉しいです(;_;)低評価はそんなに気にしていないので大丈夫ですよ！元々自己満小説なので(笑)はるちゃまさんのように言ってくださる方がいるだけで頑張れます！本当にありがとうございます^o^ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 66b1f2a509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモン
| 作成日時：2018年11月25日 19時
